ヨロヨロ旅行記 西日本 棚田の旅 2010年5月30日(日)〜6月12日(土)

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●10日目 6月9日(水) 好奇心はほどほどに!

園児がつくった案山子にひかれて車を止めた

先生が快く撮影に応じてくれた

車はここまでしか入れなかった

これが天下の名爆「天井ケ滝」笑ってしまった。

滝への道はなかなかの難路だった

国道491号線はシゲ爺 得意の狭い道で、こんな山の中で「名勝・・・」の看板など見つけようもんなら、シゲ爺は好奇心モリモリですよ (笑) 横道に入り10メートルも走らないのに木が倒れていて、その先は歩くしかない!

看板によると「天井ヶ滝まで500メートル」靴に履き替え歩き出したが、何となく雰囲気で「これは失敗」と分かったが、引き返せないのがシゲ爺の弱点! 最近は誰も歩いた形跡のない急な道らしき跡をたどると、ありましたがな、写真の地味〜な滝が、これが「名勝 天井ヶ滝」です(爆)

皆さんは生涯 実物の「天井ヶ滝」を見ることは無いだろうから、シゲ爺の頑張りに感謝しましょう (笑) ここはイノシシ様の縄張りのようで、イノシシの足跡だらけで、正に「シシ神様」の住む山なのかも知れない。

●山口よお前もか!

山口県長門市「東後畑棚田」

東後畑棚田、海に突き出た美しい棚田だ

ラジオを聴いてたら、ボケない為にチューインガムを噛むと良いと言っていたので、コンビニで懐かしいロッテの昔から変わらない、あのグリーンのやつを買い、せっせと運転中に噛んだ。噛んだは良いが口の中や舌を何度となく噛んでしまい、口の中がエライことになってしまった。

脳の命令系が既に壊れかけてるのに「脳の為」と要らんプレッシャーをかけたみたいだ(笑)だから年相応にボケるのは喜ばしいことで、無理な努力は この年になったら皆さんも控えるが賢明ですよ (笑)  

オット山口の話しだったね、実は長崎や佐賀のラジオ放送は韓国の番組しか入らない!と言っても良いほどで、完全に電波では韓国圏だ。(それでか熊本城の殿様の格好で立ってた若者はハングルがベラベラだった)

今日 山口に来たらやはり韓国の放送が各局入り、NHKさえ入らない有り様!いつの間にか車で韓国に来てしまったようだ ? 本日も空は真っ青で、この暑いなか早くも田んぼに三脚を立て場所取りをしてたが、そんなに人が来るとは思われないが ? 夕方になるとシゲ爺みたいに日陰で夕方まで過ごした年寄りカメラマンがドッと来るかもね(笑)


果たして夕方は三脚の列が(これでも一部だ)

シゲ爺の目標は棚田が焼ける事、皆さんは漁り火だった。

こんな沢山のカメラマンの中での撮影は初めてだった。
●この旅、最大の祭り!

山口県の「東後畑の棚田」には2時頃着いたが、既に三脚が三本立っていて「気の早い慌てん坊がいるわい? 笑いながら、涼しい山の中で4時まで昼寝、戻って見てビックリ!既に三脚は30程に増えてるではないか!

どうやら皆さんは棚田では無く、その先の海に浮かぶ漁り火が狙いらしい。三脚の並んだ写真は競演が始まる随分前の一部分だが、 いよいよ陽が沈みかけた時三脚の数を数えた人がいて、丁度50立っていると皆さんを笑かしてた。

その後もドンドン アマチアカメラマンや観光客が来たから、おそらく70人くらいのカメラマンが集まったのでは無いだろうかシゲ爺的には天気が良すぎて、雲への反射がないので真っ赤に染まった棚田を見ることは出来なかったのがイマイチだったが、

海は凪いで一年に何度と無いくらいの数の舟が目の前の海に並び、いよいよ暗くなり舟に一斉に電気が灯った時、一例にズラーと並んだカメラマンが興奮するのが分かった 。その中にモチロン「シゲ爺ちゃんもいた」 この旅一番のシーンに巡り会えた強運に感謝!感謝!感謝!


萩の道の駅「しーまーと」

湯の川温泉
●11日目 6月10日(木) オハヨー萩です。

ケバい建物の道の駅が多いが、ここ萩の道の駅「しーまーと」は、シックで隣が山口県萩の魚市場なので、ウニ丼や海鮮丼が旨そうだ!(生物が苦手なシゲ爺は興味無し)今日も天気が良く、暑い1日になりそうだ。

次の棚田は鳥取県の山あいで、飽きる程の移動になるが、途中島根の知り合いに会えるだろうし、日本海に沿って走るこのコースは目と脳にとっては刺激的なのだ (^-^)v

では今日も楽しんで走りますので、シゲ爺ちゃんのブログから目をハナサナイでお付き合いください(笑)

●出るタイミングが !

島根の竹下さんの家を、いつものように突然訪問 ! シゲ爺のいつものパターンに、ほんの少しビックリはしてくれたが (笑) 直ぐに家族のようなもてなしを受ける ! 少し家族と違う所を探すとしたら、上等の煎茶を入れてもらったことかな(笑)

昼は奥さんの友達も交え美味いアジの寿司を食べさせてもらい、古い話から新しい話しまで、6時間ほど喋りまくって出発 !ここでも手ぶらで訪問し、帰りは奥さんの里の珍しい隠岐の島の土産をもらって、ひたすら鳥取に向かって走りだした。

途中 湯の川温泉に初めて立ち寄った。驚いたことに日本三美人の湯の一つだと言うではないか ? 何とも地味な温泉なので、眉に唾をつけたくなったよ! 入っていたら体に赤や青の絵を描いた、坊主頭で体格の良いお兄ちゃんの一団が入って来て、気の弱いシゲ爺は湯から上がる駆け引きにひと汗かいてしまっただよー (爆)

●12日目 6月11日(金) 福光焼の窯元で

真新しい河本さんの登り釜

真新しい河本さんの登り釜

釉薬の灰を作るためのかまど

焼酎グラス(シゲ爺が5個買い占め)

福光焼のかんばん

福光焼工房全景

福光焼、工房の一部

これも河本さんの作品

倉吉の福光焼の窯元、河本さんの新しい登り窯を見せてもらいに立ち寄った。窯だし百回目のご招待を以前 受けたが、あいにく都合が悪く行けなかった。

100回の釜出しを契機に、村中にあった上り釜を造り直すことになり、登り窯も自宅も工房も全て景色の良い高台に新築したそうだ。

最近あった初窯の窯だしは沢山の人で賑わい、大成功 ! と言いたいが、新しい上り釜の火加減が分からず、かなりの失敗が出たそうだが、これからドンドン良い作品を出していってくれると楽しみにしてます。

●何ともノロい?

つく米棚田(鳥取県八頭郡)

スキー場で有名な氷ノ山、 この「つく米棚田」に来るのは三度目だ ! 何度来てもガッカリして帰るのだが、それでも今回は今までで一番良い棚田が見れた。しかしど真ん中の棚田が荒れてしまっていて、やはり満足!とまでは行かなかった。

最初来たのが何時だったか ? その時 既に山越の国道は土砂崩れで通行止め、京都方面の9号線に出るには、何倍も遠回りして、一度鳥取まで行かなアカンかったが、それが今だに復旧してないらしい、

カーナビは平気で通行止めのその山越えの道を行け ! と言う。良く間違えて入って来てUーンする人が多いそうだ、昔は麓に通行止の看板があったのに、今は通行止めのそこの現場まで行って初めて「通行止」が分かる。

シゲ爺も一応行ってみて、もと来た道を戻る事になった。あちこち要らん道路を作るなら、これこそ要る道路だろうが (プンプン)

政治の事はなるべく ここには書かないようにしてるが、竹下総理が現役の時、地元の田んぼの真ん中にイザと言う時、滑走路にもなるバカ広い農道を島根に作ったらしいが「米でイザ!」何てこと今までに有ったのかい? 今の総理大臣ならシゲ爺でも出来るんでないかい ? なんちゃって (笑)

シゲ爺ちゃん「総理大臣になって」なんて今頼まれたら、ゴメンナサイ遊ぶのに忙しいので佐藤さんに頼んでくださいね (爆) (日本で一番多い名字らしいので何処かの佐藤さんがやってくれるのでは?)

●丹後半島

鳥取と京都の県境あたり

重なる国道

余部鉄橋の隣にはコンクリートの橋が・・・

余部鉄橋

余部鉄橋を山側からみたらコンクリート橋だった

鳥取県から丹後半島に入ってみれば、美しい砂浜が続き、車を止めて写真ばかり撮ってた 餘部鉄橋(あまるべ)は隣にコンクリートの立派な橋が建ってしまい、残念な姿になっているが、まだ電車は古い方の鉄橋を走っている!

結構観光バスも止まり、この鉄橋は、まだまだ頑張ってるよ (笑) でももうじき「余部コンクリート橋」になってしまうがね(笑)

●柚志の棚田(京都府丹後町)

柚志の棚田

柚志の棚田をシゲ爺が独り占め

たった一人で、暗くなるまで棚田のてっぺんで粘ったが、今日も天気が良すぎて焼けてくれませんでした。懐中電灯を点けて、急な農道を降りるのは中々骨が折れる (分かってらっしゃると思いますが、骨折ではありませんよ)

丹後半島の一番先っぽの「経ヶ岬」に車を停めてブログをしてるが、車のライトを点けると目の前には小型の富士山が浮かび上がりテンションが上がってしまう。

ヨシ! 今日はこれ位にして、高級レストラン「よろよろ亭」の板さんに変身して、ディナーの準備をしなくっちゃぁー(笑)

●13日目 6月12日(土) あの500円は・・・どこにいったの

成相寺の展望台からの夜景、真ん中辺りが天橋立

成相寺の展望台からみたボケた天橋立

昇る朝日(成相寺の展望台)

たいそうな石碑

成相寺の五重塔

宮津の街 遠望

成相寺本堂

成相寺本堂

又ノゾキのまねごと!

天橋立駅で獲って来た車エビを洗ってる若者に「天橋立を撮るには何処が良い ?」と聞いたら「夜はカップルが多いが成相寺が良い」との事だった。

夜の内に「成相寺」の展望台まで上がった。案に相違してカップルは一組もなく、真っ暗な山のテッペンにはシゲ爺が一人で、誰かに襲われたら一巻の終わりだ!

朝日より早く起きたのに、モヤがかかって「天橋立」がかすんでいる! 帰り道で寺の池で鯉にエサをやってる作業着のオッサンに挨拶したのが悪かった?

「ここは、入山料500円がいりますよ」と手を出したので、なんの疑いもなしに お金を払ったが、領収書をくれる訳でなしにパンフレットを一枚軽トラから持って来て渡してくれて「どうぞ自由にお詣りしてって!」何て言うもんで本堂に近づいたいら何処からかマイクで「警備中です、立ち入らないでください」と のたまうではないか!

お金だけ取って近づくなてかー! 朝から気分わるー!!  だったら おっさんは あの500円をきっとポケットへ・・・

●日引の棚田(福井県高浜町)

日引の棚田

元気なおばあちゃんだった

日引の棚田

非常に疲れた! 咳が出て身体全体がダルい、体調が悪くなったので、後2日程旅を続けたいと思っていたが、今日中に奈良まで移動する事にする。

●福知山市「大原神社」

福知山市「大原神社本殿」

福知山市「大原神社」
●ヨロヨロ来ました!

長谷の棚田(大阪府能勢町)

長谷の棚田(大阪府能勢町)

大阪能勢の棚田に、ヨロヨロと辿り着けました。歩き回る元気がないので、車の近くをほんの少し歩いて素晴しい棚田風景を何枚か頂きました。

次の奈良 明日香村の棚田で今回予定の撮影は終了です。もう体力の限界が近づいているが、年々体力が落ちるのを確かめるためには少しハードな旅が良いかも?

●今回最後の棚田!

明日香村神奈備の郷棚田

明日香村神奈備の郷棚田

明日香村神奈備の郷棚田

シゲ爺 本物のヨロヨロ旅となったが、どうやら根性で予定していた以上の棚田を回ることが出来た! 最後の棚田は「明日香村神奈備の郷棚田」もうダメ早く帰って寝るどー  後百キロちょいで旅は終わる!

走行距離3160キロ、四国、九州、山陰、近畿の棚田 (少しの棚田以外のオマケ写真あり) 14間のヨロヨロ旅は終わった。3500枚の写真の整理が終わりしだい、ヨロ旅のアップします。 おつきあいありがとうございました!

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