ヨロヨロ旅行記 西日本 棚田の旅 2010年5月30日(日)〜6月12日(土)

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●7日目 6月6日(日) 半分成功!

朝焼けの棚田

飛行機雲がクロスして!

今朝は4時前に撮影開始 ! アホみたいやろ (笑) 三日月が棚田に映った所を撮りたかったが、角度が悪く隅っこにぼやっと写っただけだった。やはりヨロヨロ旅にアップ出来る写真 にはならなかった。

朝焼けがほんの2〜3分ほどあったが、田んぼ一面が染まるほどではなかった。(写真上) 今朝の最大の収穫は地元ネイチャーガイド石原さんの親子と同じ空気を感じながら、短い間だったが自然や人間の生き方について話せた事 だ、もし昨夜移動していたらこの出会いはなかった!そう考えると「一期一会」を大事にしなくっちゃーと思う。

石原さんのHPは http://www.d2.dion.ne.jp/~muq/(アトリエMUQで検索してください)


波佐見町は焼き物の郷でもあるが、波佐見焼としてではなく有田焼として今まで流通している(上り釜の薪)

山越えが成功し里に下りてホットしてヨロヨロ号の記念写真!
●日向の棚田

日向の棚田1

日向の棚田2

日向の棚田3

日向の棚田4

問題の山越だが、一度バックしただけで(後で考えるとそのまま行った方が正解だったようだ) 落石だらけで木の枝だらけのほとんど車の通った気配のない林道を(シゲ爺の持ってる道路地図でもナビでも道は無いことになっている!)何とか無事村まで降りたが、どうやら谷 一つ手前だったようで、普通にナビ通り麓を回り込む道を走った方が早かったかも (笑)

日向の棚田は素晴らしい石垣の棚田だが、残念なことに谷にそって長く広い範囲に棚田が点在しててうまく写真に収まらない!

●岳の棚田(佐賀県有田)

岳の棚田(佐賀県有田)

岳の棚田(佐賀県有田)

岳の棚田(佐賀県有田)

岳の棚田は景色は最高で日当たり良いし、途方もなく広い棚田ではあるが、今の時点では荒れ地が半分以上ある感じで ? まだこれから水を張る準備中の田んぼが沢山あり、これからどれほどの棚田が水田にかわって行くのか見当がつかない。

多分麦との二毛作だと思うが、広すぎてあちこちに点在した田んぼは「ハーイ大阪からシゲ爺様が来たので、みんなここにあつまれー!」何て号令をかけても 、稲だけに「そんな事聞いてくれる奴はいねー」(笑)

この情報化の時代に、今頃我が家のササユリを見にきたノンビリ屋がいる、佐賀県にいるシゲ爺に「もうユリは終わったん?」何て電話を呉れた!シゲ爺が ここに来たのは二週間早いが、ミッチャンあんたはササユリを見に来るのは二週間遅いわ(笑)

これから次の棚田に行くか ?  今朝 石原さんに教えてもらったホタルの飛ぶ「おっぽ」に行くか・・・ 皆さんはどちらを見たいですか? 返事はメールで5分以内にお願いします(笑)

●ホタルより棚田!

長崎県「土谷の棚田」

こんな素敵なお客さんも飛んで来た

矢張りホタルより棚田が勝ってしまった (笑) 土谷(どや)の棚田で、饅頭売りのおばちゃんと太陽を頭に頂き井戸端会議中! この辺りは島と言わず半島と言わず炭坑だらけで、昔は随分栄えたらしい ♪

おばちゃんはその頃から、炭坑の人相手に担ぎ売りをして子供を育て上げ、今は棚田の展望台のすぐ横で軽食喫茶「おばあ〜のきっちん」を開業し、土日は草餅を一輪車に積んで棚田見物の人に売り歩いている! 

甘いもの好きのシゲ爺も勿論 買ったが (5個入り300円) 見てると、おもしろいほど売れていて、わざわざこれを買いに来る客もチラホラいて、シゲ爺も おばぁの弟子入りでもしようかなぁ!

次々来る観光客の中で、写真を撮り饅頭を買い、これで用事がすんだとばかりに後ろも見ないでいきなり車をバックさせて、斜め後ろに止まってる車にぶつかってしまい、パトカーまでがくるほどの盛況ぶりなのだ (笑)

●今夜は土谷に!

いろは島が見渡せる展望台(新観光百選なるものがあるのを初めて知った)

長崎県福島町、大山展望台からみた! 地元のエース「名村造船遠望」

いろは島(野外ステージから、売店、子供が遊べる遊具に立派なヨーロッパ調の展望台まであるが、この展望台に居るのはシゲ爺たった一人!)

国民宿舎「いろは島」(美人の湯だってさ!俺ばっかり美人になって嫁よスマナイネ )

昼間暑くて死にそうだったのが、3時頃からスッカリ太陽が見えなくなってしまった。退屈なシゲ爺は、次から次に訪れる観光客にカメラのシャッターを切るサービスをしながら、一瞬でも良いので顔を出して下さい太陽様! ・・・ 心の中で祈り続けた。

祈ったかいありシゲ爺の指の縮尺で水平線から10メートルの辺りで太陽が顔を出してくれ約10分間位 空だけは夕焼けに輝いてくれた。だが海や棚田が焼けるまでは行かなかったので、夢よもう一度!  もう一日粘って見ることにした。

曇ってはいるが時々雲の切れ間から射す日差しが海に浮かぶ島々を照らす光景が美しい、これは太陽の加減で明日は期待出来ると感じたので、明日の夕日を待ってみることにした。でも苗が伸び過ぎていて、水面がほとんど見えないから無駄な時間になるのでは?と自問自答している ! 待ちきれずに明日朝には移動するかも知れない?

棚田の下まで下りてみたが、草刈りは一応してるところもあるが、展望台の下辺りの道や斜面は背丈ほども伸びた雑草が行先をはばむほどだ、A型のシゲには耐えがたい光景で、草刈りをしてる所も大変に雑な刈りかたで、ここまで来なかったら良かったと後悔したが、ここもやはり高齢化で草刈りまで手が回らないのが現実ではなかろうか?(田んぼの周りはちゃんと草刈りはしてる)

そんなA型のシゲ爺が、昨日おばぁ〜の よもぎ餅を食べ過ぎたので、朝はコーンスープ オンリーにと思い、お湯を沸かしたら鍋の上に小さなゴミがいくつか浮いている? 途中で汲んできた名水だから、ゴミくらい ま イイカ (笑)

●8日目 6月7日(月) 至福の時!

至福の時を過ごすシゲ爺

大浦の棚田(佐賀県唐津市)

朝から美人の湯に入り、時間を持て余したので大浦の棚田に来てしまった。太陽が真上なので 一応夕方の撮影ポイントを下見し、美味いインスタントカレーを味わい、日陰でドアを開け放ち だらしなく寝そべるシゲ爺ひとり! iPodからは長渕剛がガンガン流れている!

小さいがこんな時間が持てたのが実に楽しい! デッカイ至福もあろうが、小さい至福の方が苦労も小さくてシゲ爺ちゃんには これくらいが丁度良いようで心地よい!

聞き込みによると、大浦の棚田は山陰に日が沈むので、いろは島は素晴しい夕焼けを見る事が出来らしいが、ここの棚田は焼けないらしい。

そうなると今朝の土谷棚田が気になって、このまま先に進み「ひょっとしたら今日は最高の夕日が・・・」なんて後悔するのがイヤなので、夕方 土谷棚田に舞い戻った。


いろは島が見える大浦の棚田

苗は伸び過ぎていたが、新緑と海がが美しい棚田だ!

ここもロケーションは素晴しい!

下の港から棚田を見上げたところ

同じような写真ばっかもうイヤと言わないで、旅は後 一週間ほどですので、よろしくお付き合いを (笑) 陽が沈む30分前になって、またもや上空は全く雲の無い状態になってしまった。どんなに祈ってもピーカンの太陽がシゲ爺の薄い頭を照らすばかりで、やがてそのまま夜になってしまった (笑)

さあ福島町で何時までもノンビリしてられない、そろそろ疲れがたまりだしたので、九州は明日退散いたします (泣) 玄海町で買い物してホテルの敷地を確保しないと?

●9日目 6月8日(火) 朝からあつい話しを!

昔は硬派な棚田だったのに・・・

若者がカッポしラブラブの棚田に変身してた!

浜の浦の棚田は久しぶりに来てみると、アマチアカメラマンのメッカから「恋人の聖地」として若者のメッカに変身していた。いつの間にか浜野浦の棚田が、結婚式までやりーので華やかな棚田に変身していた。 シゲ爺 ポカーンです (爆)

夕日が海に沈むシーンが、まるで金色のヴージンロードのような絨毯をのばしてくれるので、観光課では飛びついたと思う! 結婚式用の鐘も新設して、やる気満々な玄海町です(爆)

ハート型の絵馬「ラブ絵馬」を吊すスペースもあり、棚田と言うよりまるで神社のような感じだ! 棚田の有名度で 輪島の白米が一番なら、ここ浜野浦が二番目に地域観光課が頑張って町おこしを棚田にかけてます(笑)


ゆみちゃんの幸せを祈ってますよ!

テレビクルーも取材にきてた。

数々の女遍歴のある? シゲ爺だかユミちゃんは記憶にないなぁ〜  ユミちゃんゴメンな! 絵馬のシゲちゃんと仲良く死ぬまで幸せな結婚生活を続いて下さい。

こちらのシゲ爺ちゃんは嫁一筋に先に幸せを見つけ、その道をヨロヨロとではあるが歩んでますので、どこかで会ったら語りましょう


伸び過ぎた苗が夕日の期待を諦めさせてくれた

棚田結婚式のボードがデカデカと目立つ場所に!

ちょっぴり夕日が!

いまはもうアマチアカメラマンの姿も・・・!
●夜まで待ってね!ウッフン

棚田の売店で買ったイモ(100円)

浜野浦の棚田米(1キロ500円)

曇り空のため、車で待つ身のシゲ爺は楽だ! 夜になったらどんな美人がシゲ爺の前に現れるのか !? あぁ〜! まだ何時間もあるのに楽しみだ…♪

その時の為に体力を整えなくっちゃあ〜(爆)  近所の売店で芋を買ってきたので、シゲ爺ちゃん今回初めての料理をしましたよ〜

夕日美人に会ったら緊張のあまりガスが出たら悪いので、昼ご飯に芋を食べ、事前に腸内をフレッシュにしておこう (笑)どれだけの美人が来てくれるか?シゲ爺といっしょに 楽しみに待って下さい。

浜の浦棚田で出来た棚田米を二キロ買いました。五十代の若いお姉さんが作った米だそうだが、試食会をやりますので、よき日に関係者は集まってください(笑)

まだ日没まで3時間もあるのに、名古屋から来た夫婦は、コロコロ付きのデッカイカバンから何台ものカメラを出し、三脚だけでもシゲ爺のカメラ何台分もする奴をとりあえず3つ並べている!

シゲ爺が、恐る恐る話しかけても、チラッとカメラを見て、それでシゲ爺のカメラの腕前を判断したのか、知らんぷりしている! 車に何度となく往復してレンズやカメラを入れ替えているから、おそらく一千万程の機材を持って歩いているようだ(笑) 悲しいがカメラのファイダー越しにしかものが見えないのかな? 友達はカメラだけで充分なのだろうか(笑)

雨が降ったので、大いに期待したが、その後がイケません !!  雲一つ無い昨日の二の舞でした。 前回撮った夕日の写真の方がまだ良いので、今日はもう粘らずに移動することにした。九州は本日でお別れです!

今回の棚田巡りの旅も いろいろありました、まだまだ水のたまってない田んぼもあれば水面が見えない程苗が育ってしまった田んぼ と それぞれ事情の違う棚田を一気に巡る方が間違ってる、シゲ爺大いにハンセイ(笑)

でも半分の棚田は満足のいく写真が撮れました。帰ったら早速、ヨロヨロ旅と棚田の写真の更新、そしてたった一冊の棚田の写真集 を出しますので楽しみにしてて下さい。 さあ大変だぞ〜!

今日で既に2千枚程撮ったので、後7カ所の棚田を回る予定なので、気が遠くなるほど下手っぴ〜な写真とにらめっこして写真選びをしなくっちゃー! でもこれがゾクゾクするほど楽しんだ。

●ゆって欲しかった!

予想外の大盛りにビックリ!

写真で表現出来ないのが非常〜〜に残念なのだ 今日までほとんど山の中ばかりで、まるでマタギのような生活だった。長崎を走っても食堂など無い田舎ばかりだった! 九州を離れるのだから何か九州らしいものを一品! 走りながらガソリンかチャンポン! どちらでも先に見つけた方の店に入るぞ!と自分に言い聞かせて走ってたら、ありましたがな!

チャンポン専門店が 旅に出てから野菜を全然食べてないので、すかさず「野菜大盛チャンポン! 」おまけ今日はご飯を一粒も食べてなかったので、小ライスと!  店のお兄ちゃんはニッコリ笑って小ライスですか? と聞き返す! その仕草がアレッ何だかヘン!

ほどなくして出てきたのが写真のチャンポンと小ライスだ! シゲ爺の頭ほどの山盛りのチャンポンに、小とは言えこれも山盛りのご飯!一瞬これはテレビの大食い大会か・・・・・

食べて食べて 腹が一杯になったころ、やっと丼のスープが見えだした、 分かるでしょうか皆さん 戦後の貧しい時代に育ったシゲ爺! 「食べ物を残す何て、予の辞書には無い」とばかり、もう頭の中はテレビの中の大食い大会の敗者!  シゲ爺が食べ物を残すのは今日で二度目です、

最初はは水戸に仕事で行ってラーメンを頼んだら、あろう事か美味そうなラーメンの中に「納豆」が入っていて、横っちょにかき寄せ食べてみたが、強烈な臭いまで横っちょに追いやることが出来ず、お金だけ払って悔しいがラーメンは食べずに出ました! でも今日は「おいしい悲鳴!」ご飯を少しだけ残してチャンポンは完食! もう〜腹はポンポンポンポンポンポンのポンポンポンです

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