リタイアからの出発 ヨロヨロ旅行記 四国88ヶ所遍路旅


 
第八十八番 大窪寺  (おおくぼじ)  

2回目遍路旅  2007年4月21日(土) 13日目

 

ありがとうございます

ありがたく四国遍路を満願しました。

嫁の頭痛も思ったほどひどくもならず、ゆっくりではあったが1日も休むことなく回り続け、八十八ヶ寺を打ち上げてさわやかな気持ちでウグイスの鳴き声を聞いてます。











ありがとう×2

この旅の間、何とも不思議な夢をほぼ毎日見ました。あまり夢を覚えていない嫁も毎日夢の話しが出来るほどの夢を見たようです。嫌な夢はほとんどなく、ゆったりとしたうれしい夢が多く、登場人物もうれしくなるほど優しい人々ばかりで、亡くなった人も、うれしい姿で普通に登場してくれ、これもお四国効果か?やはり四国に来て良かった!皆さんも人生にヒマが出来ましたら、お四国を歩くも良し、車で走り抜けるも良し、一度は来ることをお勧めします。お〜ぃ!二度目の遍路は終わったよ〜!これから高松市の嫁の友達を訪ね、小豆島の棚田を見て一度大阪に帰ります。


 

1回目遍路旅  2006年4月23日(土) 9日目 PM14:18

 


第八十八番 大窪寺仁王門

ここは何処だ!

満願の寺大窪寺の仁王門がでっかく見えます。


第八十八番 大窪寺本堂


大窪寺 大師堂

沢山の遍路さんが目指す寺にやっとたどり着きました。今日私は着きましたが、あとからあとから途切れることなく、お大師さんの功徳を頂き、自らの功徳を求め、善男善女がここを訪れます。

苦しいから、嬉しいから、ただ何となく、動機はどんな理由にしろこの門をくぐった人は、自分の中の小さな明かりを見つけ「ありがとうございます」と心から言えることを発見できる旅になったと思います。

私ももちろんちっぽけな明かりですが、見つかったような気がします。ありがとうございました。


大窪寺 でっかい大師像
これくらいでっかいと大勢の人に功徳をあげられるでしょう。


大窪寺 小さいお大師像
これだけ沢山あると皆さんに功徳を分け与える事が出来るでしょう。

お名残や これが札所の打ち納め またのご縁をむすびたまえよ

荘子より

座忘とは、自分の身体や手足の存在を忘れ去り、目や耳の働きをなくし、形ある肉体を離れ、心の知を捨て去り、あらゆる差別を越えた大道に同化する。

家庭を持ち子供を育てる人にとって不可能な真理ですが、ちょっぴり近付くことが出来るかも?しれません。何千年前の教えが人間は今だにまだ達成出来ずにいます。

遍路にきていろんな人に会いました、ゲームのような人、偉いんだと顔に書いているような人、商売のようにいっぱい納経帳を持って走り回っている人、その中に数は少ないがキラリとした目を持った人をみる。そんな時うれしくなる


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