ヨロヨロ旅行記  17回目の北海道・ 秋味釣り(13回目)  2020年9月5日(土)〜10月10日(土)


9月5日(土)  ヨロ旅出発!

 思えば冬眠生活をそろそろ終え、立ち上がろうとした時に、あの悪夢のような「コロナ」が始まった。例年花見の季節からシゲ爺の旅が始まり、身体も心も「ウキウキの季節」になる筈だったが、

 今年は暇を持て余し、気力がなくなりテレビが遊び相手の毎日が連日続き、ソファーに根が生えそうな危険があったが、

 8月になり「ボチボチ釣れてるぞ〜」と言う北海道の釣り仲間の連絡で、今夜のフェリーの人となる。
それに思ってもみなかったが「新日本海フェリー」もGOTOトラベルの対象だと言うことで、窓口で手続きしたら30%程安くなつた。
リタイヤ後15年程毎年北海道と本州を往復してるが、まけてもらったのは初めてだ(笑)

シゲ爺、コロナで自宅待機が続いたが、GOTOも始まったので満を持してヨロヨロ一人旅に出発します。

今日北海道に渡るオートバイは20台程、貨物はパンパンらしいがオートバイと乗用車は少なめかな?

船旅での大事なアイテム、イヤホンを忘れ退屈している。

二時に起き風呂にはいり、ホットのコーヒーを窓に置き至福の時を過ごしている。どや羨ましいやろ!
嫁もギャルもいない独りボッチだがね!

津軽海峡に間も無く入りそう。

波もなく青空で人も少なく、コロナ戦争だってここは平和そのものまるでノアの方舟みたいだ?シゲ爺は選ばれし者とは決して言わないけどね(笑)

龍飛崎のタイムラプスを携帯で初めて撮って見たり、人との間隔を必要以上に空けてくつろいでいるが、今までは福井沖と佐渡沖と津軽海峡が近くなるまで入らなかった携帯の電波が、以前と比べると大体いつでも使えるような感覚で、インスタが待たないで送れたような気がするが、気のせいだろうか?



岩木山がまるで富士山のようにそびえている。

苫小牧が近づいて、太平洋の波になったら少し歩き辛い感じの揺れ具合になったが、快適な船旅に違いない!

コロナ対策でレストランが新たな仕組みに変わっていた。バイキングスタイルだったのが、定食でスタイルになっているので、明日乗る予定かどうか分かりませんが無理にお誘いしますが、Keeさんにお知らせします。

何時ものカウンター席に座ったら、タッチパネルの画面に定食をタッチするだけでOK!

バイキングだったったら何を食べるか迷うが。

レジもセルフレジで画面のみとタッチです!

ちなみに「三元豚トンカツ定食」1200円でした!

日本で一番好き!とは言い切れませんが、走っていて楽しくて美しい好きな峠は「日勝峠」だと言える。

なだらかなカーブと景色の美しさは走っていてウキウキする。

しかし今夜の日勝峠はヘットライトの光りがやっと届く範囲しか見えない濃霧で、時速30キロ以下でノロノロ!

どうにか何時もの鹿追町の「道の駅」に着いたが、ここも霧に包まれて「道の駅キャンパー」?が10台ほど泊まっている!間もなく12時だ、さあ〜ぁ寝るぞ!

9月6日(日)



朝が白むまで寝つけなくて、しぶしふ起きたが目が痛い、他府県ナンバーは前のつくばナンバーとヨロヨロ旅号の二台だけで、コロナナンバーだと見られていそうで早々に出発する

9月7日(月)



15時頃「オンネベツ」の駐車場に着いたが、30人程が頑張って竿を振ってるけど、ポツンーーーポツンとアクビが出るほど待って真っ黒のオスのマスが釣れてる程度で、見てるだけで疲れ果てたじい様は、着替えて釣る程の気持ちになれず明日からのチャレンジにします。

この静かな釣り風景を写真だけでも楽しんで下さい!

9月8日(火)



 5時に起きてきたが、帰る人もいるくらい遅かったようだ!初めての日はこんなもんや!先が長いんやから!今年の特徴はやたら隣の人との間隔が広く、何時もの3割の人しか竿を出せない感じ?

 雲っていて暑くもなく海が気持ち良く、パンを食べて命の洗濯をしてる間に皆さん竿を立てて朝食タイムです!5回程ルアーを投げ、見えない水平線を眺め、

 一時間程で今年の初釣りは体力を使うことなく長い昼休みに切り替えます!今朝の釣果は全体でマスが3匹!シゲ爺モチロン0です。







今年の特徴は、観光客が釣りを見物する姿が多く見られる。



たまに釣れるから諦めきれないで粘ってる人が見られる!





 出遅れて浜に行ったら、コロナの影響か?やたら広いスペースを皆さんとってるので、昨年までは誰一人行かなかった彼方まで人が立ってるが、川の前でも釣れないのだから釣れる筈がない!

 ウエザーのラバーが剥がれるし、カセットコンロが壊れるしで、仕方なく斜里まで買い物しに行って来たが、午後も皆さん頑張ってる。でも竿が曲がったと思ったら地球を釣るばかりだ。シゲ爺は見てるだけなので身体はなまったままだ。

 「ももちゃん」斜里岳の写真のプレゼントをします!


 ここの駐車場は、最近は頻繁に熊が出ることもあるのに、今夜はたったの四台しか泊まってない。この状態を見れば全然釣れてないことは一目瞭然だ!

 ま シゲ爺は予定の数釣るまでこの駐車場が家だが、飯も洗濯もしてくれる人がいないのが嫌だ、何て言ったら「ずっとそこにいろ」言われそうだなので、誰にも迷惑をかけないように静かにヨロヨロ号と暮らして行こう(笑)



9月9日(水)



 4時現場着、多い人で三本かな?シゲ爺初の秋味オス一本。色は黒いがこれくらいが脂がのって一番美味いそうです。

 後仲間のメスを釣ったら誰かさんに送りますが、9時半まで粘ったがメスはおろかオスも釣れず午前の部はこの一本で終わりです。

9月10日(木)



 昨年までは肩を擦り寄せる程の釣り風景だったが、今年からはコロナバージョンのユッタリした釣り風景ですが、昨日は4時に来て場所が無かったので、今朝は3時に来たら同じだった。

 オンネベツは例年10日が一番釣れる日らしく、休みでも無いのに魚の集まる場所は大体決まっているのに、間隔が広い分絶対魚が来ないような場所でしか竿を出せない人が多く、ほとんど手ぶらでトボトボ帰る人ばかりだ。かくいうシゲ爺もソコソコの場所で釣ってたのに一度のアタリすらなかったから余程才能が無いか?    シャケ神様に見放されたか?

 今朝は一本でも秋味を持ってる人は鼻高々!こちとらはエサ取りの当たりさえない始末で、早々にあがり斜里に食料と氷の買い出しと風呂に行った、昨年まで斜里にあった誰でも65歳以上百円で入れる町営の温泉が二軒とも閉鎖されていて、

 シャケで儲かった町も昨今の不漁で仕方ないのかな?昼前釣り場に帰ったけど雨になるし、魚影の形跡さえなく誰も釣っていない!

 明日も釣る人は車の中でひたすら明日の朝に夢と願いを込めて居ることでしょう

 例年10日の今日がオンネベツの一番良い日らしい!別に有識者が言った訳ではなく、そう教えてくれた人の思い込みかもしれませんが、朝から大変な人出でしたが、単に昨日良かったと言う噂話しで人が集まった可能性の方が説得力があります。

 昼過ぎからのかなり強い雨にもめげずに河口を中心に15人程の猛者が釣る姿を傘をさしてみてましたが、大した釣果は有りませんでしたが、明日の朝に大きな期待をするシゲ爺でした。

9月11日(金)



 午後も波は全然収まらないが、泊まり組の皆さんとダメ元で出掛けて美しく大きなメスゲット(写真上)そしてオス一本もゲットしてクーラーボックスの氷が満杯で、これ以上魚が入らないので時間は早いが何となく良い感じで一日を終わることにした。

 ドライフードのワカメご飯で締めくくりましょうか!今日の釣果はほんまうっとりするほど美しいメスですから嬉しい!秋味釣りは釣り人がオスかメスが釣れた時のリアクションがハッキリしてる!こんな釣りは珍しいと思う。

 連日熊が出たらしく関係者が来て盛んに爆竹を鳴らしているのに、すぐ横の駐車場でグループで来てる人達が車外で宴会をしてるので、落ち着かない宴会になったようだ!

釣れなくなると、暇な時間を利用して秋味の血抜きをする。

 何枚も波が重なった上に強烈な向風で、誰がみてもダメだと分かっているのに竿を振ってる人が何人かいるのにビックリ

 波が奥まで立ってて、7時半にはその奥までルアーを投げるのは無理なのでほとんどの人は上がってしまった。



人がいなくなるとカモメの天下!ノンビリ羽を休める「ゴメたち」

干潮で波があり魚影もなく釣れない!

 久しぶりにウトロの梶原鮮魚店に顔を出してみた。

 2日前に釣った一本のオスの秋味に塩をして、ホタテの貝柱と一緒に自宅に送ってもらうことになった。

 彼のインスタをみているので、このコロナ過でも店をちゃんと維持しているのを知ってはいたが、久しぶりに顔をみて、旧友が元気そうで何だか楽しかった。

 ウトロの道の駅にも久しぶりに寄ったが、お金の落とす観光客のレンタカーと観光バスの旅行者だけが相手で、我々のような旅人にとって日本中の道の駅の中では指折りの楽しくない道の駅だ?

 昨日釣れた初めてのオスとメスのペアを、オスがあまり美しくないが今年はそんな事を言ってられないので、梶原鮮魚店から須川君に送らせてもらう。

9月12日(土)



 自然界はこうなる何て、愚かな人間は胸算用など決してしないよう!

 昨日の海の様子から今朝は釣れる筈だ何て予想したのはシゲ爺だけでなく、オンネベツの海岸の端から端までズラリと並んだ釣り人ほとんどの人がそう思った筈です。

 だがその期待は大外れですが、皆さん釣り好きばかりが集まった人々だから、海水に下半身を浸かり、いつかは釣れる筈と足腰を酷使して何時間も立ち尽くしている。

 4時から釣り初めて8時には流石にシゲ爺も諦めて手ぶらでヨロヨロ号に帰る。

 ちなみに今日の釣果は写真のエサ取りガヤとデッカイ口のグロテスクなカジカばかり5匹程、午後があるさ!

 どんなに真面目に釣っても目的の魚がいなければ釣れる筈がない。諦めて昨日の秋味を梶原鮮魚店から送ってもらうのと、買い出ししにウトロに行ったら、セブンイレブンのゴミ箱が今年は無くなっていて、仕方なく持ち帰ったが、

 道内の人なら家に持ち帰る可能性は有りかも知れないが、毎食コンビニ弁当や菓子パンを食べてる者にとって、ゴミ箱があると言う理由だけでコンビニを利用してたが、どうすれば良いのだろうか?

 最大の救いは、斜里のセブンイレブンさんがちゃんと店外にゴミ箱を置いてくれてるので、全ての食料品は斜里まで走りそこで買うことにする。

 どうか斜里のセブンイレブンさんゴミ箱は無くさないでください!こんな事が続いたら北海道の道はポイ捨てのゴミがふえますよ!今は未だ道内の人がほとんどで、本州の車は少ないからコンビニのゴミ箱を探して道に捨てる人は居ないんだと思ったりして!

9月13日(日)



 日曜日しか休めない瀬尾さんと一年ぶりの釣りを楽しむ!シゲ爺はボウズ・瀬尾さん一匹なれどほとんどが手ぶらなのだから、やはり瀬尾さんは釣り姿もカッコ良いし釣りの腕も一流です。

 ある意味災難の日でもあった!よそ見しながら歩いていて足を滑らしひっくり返った瞬間、片手に竿、左手にルアーを持ってたので、竿は石に嫌な音をさせて当たるし、あろうことかルアーの針が薬指にぶっ刺さる!

 返しが見えない深さまで刺さり、突き抜けてもいない中途半端なアクシデント、引っ張っても抜けないので、一瞬は救急車が頭をよぎったが、

 座り直し根性を入れて少し回しぎみに力を込めて抜いてみると上手い具合に血が出ることなく、痛くもなく、ゴリゴリという感じで抜けた!

 瀬尾さんにバンドエイドをもらって貼ったら、何事も無かったかのように釣り復帰!

 今日初めて毎年会う釣り友や10年振りくらい久しぶりの釣り友と再開し、釣れないこともあるのにはあったが、座り込んで話し込み、午後は殆ど竿を振らなかった!モチロン坊主です!



オレンジの上着が瀬尾さん(奥で陸より)



こんな凪で釣れたらラッキー過ぎます。

秋味を〆る瀬尾さん



9月14日(日)



 今年も三上バージョンの新作針を頂いた!初心に帰るがテーマだそうで、今年など手作りの針は羽飾りが二段になったハデハデが人目を引いていて、自慢気に見せてくれるが、

 三上さんは反対にシンプルさを狙った発想らしく、当たれば面白い仕掛けとなり来年は釣り人こぞってこの仕掛けになるかも!

 今朝はその仕掛けの写真を撮るのを忘れたのでわざと使わなかったが、午後から使わせてもらうことにする!

 なんだか疲れが溜まりつつあるのか?ヤル気がなく、釣れなかったら「軽くてラッキー!」何て思ってしまうシゲ爺がいます!8時に上がり半分うとうとしながら自分にアナウンスしてる。

 今日のシゲ爺は早朝4時から昼休憩を挟んで4時半まで時間的には頑張りました!でも世の中がそのように頑張ったら結果が付いてくる!そんな甘いものでもないのです。

 昨日まではズラリと人が並んで竿と言う武器を振り回していたのに、特に今日の午後は30人程の人が竿を立て、雑談したりして 竿を振り回している人が少ないから、真っ黒の秋味がすぐ足元まで「何かくれ」と言わんばかりに近寄ってくる!モチロン一日を通しての釣果はゼロですよ!

9月15日(火)



 6時半三分一程が未だしつこく釣っているが諦めモードが後ろ姿に滲んでいる!シゲ爺も完全に後ろ向で、手ぶらの方が帰るの楽だもんな!と自分で自分の腕の悪さを慰めている。

 頑張る他人を、シゲ爺よりずっと若いから頑張らなゃ何て思い自分を慰めている。

斜里の農家で白いトーモロコシを食し、清里の「緑清荘」で中々良い温泉に入る、ももちゃん元気かい今日の斜里岳だよ!

清里の街中の公園

良い温泉だたったので爺が記念撮影してしまった!

(清里「緑清荘」)

清里からの「斜里岳」

9月16日(水)



 ひどくはないが雨が降って来たが、今日はやらないのは雨が原因ではなく昨日から決めていた。

 ここが釣れてないのがSNSで知れ渡り人は少なく、川の右側で土日なら100人は並ぶのに、今朝は60人程が釣っている。

 この中で多分秋味を持って帰る人は5人いれば良い方かも知れない!しばらく見てたが釣りには良い時間帯なのに釣果はゼロだ!やっとの思いで今日休みを作り釣りに来れた人達にとっては今朝が最良の日で、一匹で良いから自分に釣れてとばかり!小雨の中、一心に竿を振ってるのだと思うが、



  ずっといるシゲ爺にとって悪い条件で出掛けると身体が悲鳴をあげてしまって、ここ2〜3日の不調となったんだと反省し竿を出したいのを我慢する。

 昨年の今頃は予定数を釣り、そろそろ帰る準備を考えていたと思うので、今年の釣れなさは過去で一番悪い数字だろう!

 今釣っている人達は自分の最高の時間を遊んでいるのだ!濁りのない鏡のような海面遥か遠くで、ルアーの届く倍以上彼方で、遊んでくれているみたいに時々秋味が跳び跳ねる!

 

 釣り人はそれがちゃんと見えてるから誰も競争相手のいない今こそ、あの秋味は俺のもの!上から見てると見惚れるくらいの良い光景だが、秋味はそれ以上近寄って来てくれない。

 まるで挑発的に美しく跳び跳ねるだけ、でもこれも秋味釣りに違いない!これで一時間二本程でも釣れたならあまりにパラダイスじゃあ〜りませんか!

 シゲ爺は友達へのプレゼントがかかっているので、そんな遊び心が今は無いのです。例年なら終りの群れが押し寄せる時期なのに偵察隊が来ただけで大きな群れが来ない!待ってればきっと来る?だろうね!

9月17日(木)



 釣れないのは場所のせいにばかりにするのは違うことを証明しようと、一番早いグループと一緒に起き、真っ暗なゴロゴロ石の浜の一番奥手に場所を確保した。

 左側は未だ3組しか入ってなく、ほんまに人は来るのか真っ暗な中で一人座っていると、熊が「オッサンは丸々太ってうまそうやな」と言って首筋でも舐められそうでヘッドライトを回してみたりして、俺って意外とビビり!

 場所取りとはよく言ったもんで、いつも起きるのは四時!未だ1時間も有るから、それまでひたすら用意をして仲間と喋っていたり静かな時間を過ごしている。

 釣るのではなくひたすら場所取りをしてる!こんなこと、もう今日だけでもう良いや!自分で決めた場所で釣れない確率は高く、ゆっくり起きて人様の隙間にシゲ爺一人入れてもらい釣れた方が得した感じがしませんか?

 一昨日の午後から、胴長をつけて浜を歩いていなかったので今朝は身体が軽い気もするが、あくまで気がするだけで、腰も肩も首も痛とぅまんがな!

(赤や青の光はデンケミの光跡で、夜明け前の小一時間の間の、釣れるかな?と期待を込めたドキドキの時間帯の美しい光景)

釣れたら最高の凪の日、ゴムボートが出現する。

若者がインスタ映えを狙って撮影にきていた。

あまりにべた凪!

一日中ベタ凪が続き皆さん釣果なし!

 自分の浅はかさを身にしみた今朝の早起き!早起きなどする必要はどこにもなく、冷静に考えれば平日で連日釣れない日が続いているのだから、張り切る要素などどこにも見当たらない!

 左側に入ったが、土日なら100人は並ぶけど今朝はガッカリの30人程で、老人ホームの遠足みたいな和気あいあいたる雰囲気で、釣果は全体でゼロでござまして、6時には皆さんお帰りです!

 右側に入っていたのは少し多い40人程、釣果は全体で2本で、一体オホーツクの海はどうなってしまったんでしょうね!

 最初に来たのは何年前か忘れたが、しばらくここでボヤ~っとしてても誰も来なかったが、2~3年前から入れ替わり立ち替わり観光客が来るようになった。

 地元の梶原鮮魚店の社長までSNSでアップするもんで超有名になり、暇なので立ち寄ってみると写真を撮るのに順番待ちが出来ているしまつ!

 喫茶店も土産物屋さんも何もないので誰も儲からない、観光客の殆どの誰も知らなかった知床の観光地「天に続く道」の最新のレポートでした!

 天に続く道で「股のぞき」をやってみた。これがシゲ爺オリジナルで松尾芭蕉か誰か有名人だったら大受け間違いなしだろう!シゲ爺の発想ですから真似するんならそこんとこよろしく!

清里の緑駅

清里の緑駅ホーム

緑神社

緑神社(材料はわからないが見事な天然木を使った素晴らしい鳥居に見惚れる!





 清里三名湯のひとつ「緑の湯」を制覇、ここの湯も中々の泉質で身体が楽になる温泉です。

 何より郊外にあるのでちょっと道に迷ったが、新しく親切でGOODな温泉です(450円)

 シゲ爺は入らないが露天風呂もあり客はシゲ爺一人でまっことマッタリでした!

 名前は忘れたが、たぶん美しく紅葉する草だと思う!温泉の玄関で見つけたが何故か目玉が!温泉でひょんなご縁があり、これから地元のゴボウ農家さんと清里の道の駅で会うことになった。

 しばらく釣りはしたくない感じなので、今夜は清里の道の駅で泊まるかも!

温泉の事務員さんに教えられた「塚田さん」のB品のごぼうの山1キロ100円で10キロ買った(安くて柔らかで美味しいが送料の方が随分と高くつく?)



ももちゃん今日の斜里岳だよ!道の駅「パパスランドさっつる」より

 一年ぶりの道の駅「シャリ」ロビーに小さな水槽がありゴミにしか見えない「クリオネ」がたった一匹だけ游いでいると言うか?

 浮いたり沈んだりしていたので観光客のフリをして「すご〜い」何て反応し、写真を撮ったりしてると事務所の人も喜ぶんじゃないかと気を使ってみた!

 今夜はシャリの狭い狭い駐車場で一泊して朝からヤンベツで氷を買って釣れないオンネベツに戻るとしよう!

9月18日(金)



 嫁に野菜を沢山食べなさい!とよく言われるので、今朝は緑温泉で買ったミニトマトだけで朝食を済ませたが、

 これで野菜を沢山食べたと言えるのかな!

 雨ですね。

 海と山、そして大きくは無いが観光バスも停まる美しいオンネベツ川(遠音別川)簡易トイレが2つあるだけで、他に秋味のふ化場があるだけで何も無い!

 斜里町のセブンイレブン(ゴミ箱設置してくれてる唯一の店舗)まで、往復50キロ以上ある不便な所だが、他の釣り場を知らないのでせっせと通っている!

 でも釣り人皆さん今年は全然釣れてないのが実情で、この雨の中でも手ぶらで帰る人、これから出掛ける若者と秋味釣りに魅せられた人々のドラマがある!

 昨年のシゲ爺が雨の中暴釣したように、そんな経験のある人が「絶好の雨が降った」と集まっては来たが、今年はその思惑が皆さん外れたようで、せっかく来たのでと出て行く人、周りの人の感想を聞いて車に戻り待機する人、経験がものを言わない今年の秋味釣りに皆さん一様に当惑気味!

 中々出掛ける踏ん切りがつかず思案する人が多い!用意をして出て行けば濡れるのは気にならないもんですが、でもこの雨は本格的なカッパを持ってないと中までしみて体力がかなりすり減る!

 全く釣れないのに頑張り続ける釣りきち達、波は全然無くまさに鏡の海だ!

 魚がいればこんなに楽で楽しい釣りはないのですがね!大きな群れが来てたらこんな穏やかな海で入れ食い状態になることもありますが滅多に無く、やはり荒れ気味の方が良く釣れる気がします!

 自分で秋味釣りに特化した車に作り変えたコリコリの車!

道路側の駐車場(この奥にトイレと大きな駐車場がある。

ひと気が無くなればゴメやカラスが羽根を休める海岸に交代する。

網走方面が雨雲に覆われたら間も無くここにも雨がやってくる。

於近川(おちかばけ川)ここも釣れるらしいので偵察に来て見たが、秋味でなくまだカラフトマスらしいので諦めた。

おちかでノンビリ釣りする人!

ぼんやりしてたら天使のはしごが降りて来た(何か良いことが起こるかも?)



9月19日(土)



 瀬尾さんに頼まれてた「ヌカマップ」の駐車場の場所取りに失敗し、又オンネベツに戻って来た。

 雷が鳴り雨も降ってきたが、4時半頃からでも夕まずめを狙って大急ぎで出掛ける人もけっこういて、すっかり釣る気のないシゲ爺さんの釣りの何とも緊迫感のないこと!

大凪で釣れる気配なし!



9月20日(日)



 毎朝のことだが、2時には周りの人々が用意でガサガサし出したので、目が覚めてしまったので暗いうちの釣り風景でも写真に撮り、後は又寝ようと思い3時過ぎまで写真を撮り、車に戻る。

デンケミの美しい軌跡!

浮きルアーのデンケミを手元に引く軌跡(30秒)











 少し明るくなった瞬間

 お魚さんは今日も休みらしい、撮影を終え、車に戻り小腹が空いたのでパンを食べたりしてると、アラームが鳴り先程の決心など吹っ飛び、釣りの用意をして出掛けるシゲ爺でした。

 楽な右岸の一番隅で邪魔にならないようやってると、右岸では二番目にまぐれでオスの美形が釣れてしまい、申し訳ない気もするけど釣れなくちゃ面白くないのも現実の釣りと言う遊びでして!

 すっかり明るくなった瞬間

 ここは釣れないだろうと思える右岸の僻地で釣れたので、案外嬉しい!ちなみに7時までに右岸で釣れたのは多分5本くらいだと思うが連日釣果は悪く、目標の20本+自宅分釣れず、帰るメドが何時になったら立つのでしょうか?

 このままでは雪が降って消えて、又雪が降って根雪ですとなったら、ここに住民登録をせなアカン!

まぐれで釣れた美形のオス

すっかり諦めモードの右側の釣り場

 最先端の人を見て下さい、誰のためにアピールしているのか、これは釣りではなくもう海水浴だ(笑)

 今朝の釣りは日曜しか休めない人が沢山居たろうに惨澹たる結果でしたが、昼前に覗きにきたら、随分温かく十分過ぎるコロナ対策を取り、どっちに投げても隣の人とお祭りをするおそれはない、



9月21日(月)



 昨日と一変、一体この波は何処から来るのか?投げる度に昆布のゴミが掛かり釣りに成らない!

 周りの日本人は休憩に入ったのに、昨日も来ていたアメリカ人家族は今日までのバカンスらしく、クレージに挑戦している!

 この写真を撮った直後、想定外の大波が襲い何人かが拐われる寸前のパニックになった!だが事故にならず良かったが、波に引きずられ倒れる寸前に持ちこたえた人あり、竿を流されそうになった人あり、

 魚を冷す為に川や波打ち際に浸けていた秋味を思いがけない波で流されたりで、一瞬大詐欺になった。

 時たまこんな大波が来るから、腰あたりまで浸かっての釣りは非常に危ない事を思い知る!

 冒険心の少ないシゲ爺はこんなこともあろうかと皆さんより五歩程下がって釣っていたので、ほぼ想定内の出来事でした!ゴミしか釣れないので、7時釣りを諦めお気に入りの清里の温泉でシゲ爺の健康管理にチェーン〜〜〜ジ!

9月22日(火)



今朝は迷ったが左側に入り七時ボウズで上がってくる!

投げるたびに魚より重たい海藻が引っかかってくるのにはマイッタ!

午後の釣りです。3時に出掛け6時帰宅!真っ暗な中で豪華蒙古タンメンを自分で調理して3分後に食べられます

9月23日(水)



 今朝からやっと本来のオンネベツになったようです!多分80%の人が釣れてました。おかげでシゲ爺もオスばかりですが3本の秋味でをゲット!

 午後の釣りも面白かった!波も無いので長靴とジャージーに薄いジャンパーで十分で、朝からずっといる、足が悪く椅子に座ったまま釣ってるおじさん長年ここに来てるらしいが、面白い事を言い周りを和ませながら釣ってる、その人の隣でその人に合わせてノンビリ釣る!

 年寄り同士仲良くなり、和気あいあいの釣りで、釣れはしなかったが目前には大きな群れがあり、瀬尾さんにもらった遠投用のふかせの仕掛けが良くて、これまでで最高に飛び、釣れなくても面白かった訳だ!

 あの群れが明日の朝、岸寄りしたら、どんだけ釣れるか?何て考えたらワクワクしてしまう!

9月24日(木)



 昨日の群れは一体どこに消えたのか!鏡のような海面は魚のナブラどころか、さざ波ひとつ無く、釣れるなら楽な釣りだが、事故のような宝くじに当たったような人がポツンポツンとたまに釣れるのみ、あまりにも釣れないので、左側にも行ってみた!

 人は少なく全体でも100人はいないだろう!5時顔見知りに(遅いな)と言われなが15回も竿を振るまでもなく、あまりにも手応えの無さにさっさと諦め6時半には上がって来てしまった!

9月25日(金)



 本日ベタ凪、遥か沖合いで跳ねる秋味に超遠投で挑戦!辛うじて貴重なオス一本ゲット!

 右側では貴重な3本の中の一本で8時遠投の連続で力つき朝の釣りは納竿、氷の調達と食糧とシゲ爺のヨロヨロの身体を温泉でリフレッシュにGO!

斜里の国道より斜里岳

 連休の頃の混雑は何だったんだろう!100人は並んでいた右側は、さっき覗いたら7人しか釣っていないが、

 釣っていると言うより投げる練習をしてると言ったほうが正確な表現かも知れない!流石にシゲ爺はもう竿を振る元気がない!

9月26日(土)



 夕べからの雨で海は濁りが激しく、当然ひ弱なシゲ爺はヨロヨロホテルから出ること無く、7時頃雨足が弱まった頃、上から見てみるとやはりせっかく来た組が20人程粘っている!

 荒れたら釣れる!の言葉通り5~6本持ってる人が何人かいたが、イヤハや大変な釣りだ!波の高さは丁度良いが、海水が濁り過ぎで魚を洗ったら余計に汚れるのじゃないか?と思う程である、

 しかし雨が止んだら、多分退屈と言う時間に負けて出掛けるだろう!午前中は止みそうな気配はないがね!写真は今朝のオンネベツ川の前、12〜3人が集まって居るのが分かるかな?

9月27日(日)



 と言う訳で、朝少し竿を出したが、雨が降ってきたので手ぶらで撤収!雨の日は温泉と法律では決まってませんがシゲ爺の中の密かな楽しみ!

 温泉が10時開店なので今日の斜里岳がキレイに見えるビューポイントでブランチと仮眠、斜里岳は裾野さえ見えませんが、心眼で写真の先にある斜里岳を想像して下さい!

9月28日(月)



 今朝は向風と波で釣りには成らないとは思ったが、こんな荒れた日は暴釣の予感もして!霧雨の中出掛けたが、暴釣とはいかず朝一パラパラと掛かったが一瞬で終わり、後は気配さえなく今朝は皆さんと引き揚げです!

 強いてニュースを作るなら今朝、一番最初に上げたのは、、、シゲ爺でしたが後が続かずその一本のみ!30人程の左側トータルでも10本程度で期待外れの今朝のオンネベツでした!寒い寒い寒い寒い、帰って初めて車の中でストーブを焚いた!

 こんな根性を持ちたいとも思わないが、ルアーを投げない事には魚は釣れない!

 後ろに停まっている長野ナンバーの同年輩と思われる人も3日も釣りをせず車に閉じ籠っていたので、運動の為にとこの風の中出掛けて行ったけど、シゲ爺は今朝行ったので、午後はもう良いか!

久しぶりのオンネベツの夕日

 夕方風が少し収まったので、竿と餌だけ持って、何回か振ってみたが魚の気配がない!

 今夜のディナーはこれだ!

中秋の名月(手持ちで撮ってみる)

9月29日(火)



 明るくなって出掛けたら、いつものベテランさん達が「今日も魚がいない」と帰って来るところだ、アカンと分かっていてもそれなりに早起きして、寒いのに湿っぽい釣り服に着替えて出てきたので、右側で数十回振り、左に移動して又数十回振り回し、

 眠たくなったので9時前にはヨロヨロホテルに帰着!今日は何時もの何て事ない釣りだったが、子熊が現れパトカーが出動し、一時釣り禁止になり、四才くらいの子熊一頭でエライ騒ぎになったが、山の向こうに消えたことで、何事も無かったように釣り再開と面白い一日になりました!

シャケの遡上を見物に来た観光客には思わぬ珍客で大変な騒ぎになった。

観光客に混ざって一時的に釣り禁止になったので釣り客もクマは珍客だ!(シゲ爺は案外慣れてるがね!)



クマの餌場!(ここをせき止め秋味がプールに入るように誘導してる)

こんな面白い龍に見える流木を見つけお持ち帰りする。

シゲ爺なら2度に分けて運ぶ量の釣果の若者!

9月30日(水)



 この静かな海の何処に秋味が潜んで居るのか!9時になってもポツンポツンと釣れるので、中々帰れないでいる!

 シゲ爺的にはこの前転んだのが致命的だと思うが、やっと掛かった秋味にあわせた瞬間バキッと竿が折れたし、その後遠投で中々のポイントに投げても食ってくれずやっとの一本だけで、遠投を続けたが疲れるばかりであまり良い日ではない!

静かな海に飛び跳ねる秋味に釣れそうな予感だけはさせられる。



10月1日(木)



 今朝は皆さん暴釣で洗う場所を離れた所に運ぶ始末でした!シゲ爺も4本釣ったので今日はこれで充分で送って、

 食料を買って風呂に入って仮眠してシゲ爺充電!

 昔行った無人の温泉が斜里にあったのを思い出して、適当に此処の筈と走っていたら標津町に入ってしまい、間違えたのが分かってもUターンしないのがシゲ爺の悪い癖!

 途中で見つけた「川北温泉」の看板、国道から5キロ地道のガタガタ道を入ると行き止まりに最高の温泉見つけた!

 誰にも知られたくない秘湯だ!しかも無料!釣り帰りの先客が一人いて釣り談義に花が咲く!

 この日(10月1日)解禁の穴場も教えて貰えたし最高!

誰もこないので、素裸のまま駐車場から携帯を持ち出し、露天風呂のを撮影した!

男風呂

標津の牧草地

牧草を刈る作業中

見てる方もノンビリ!

 「男の旅の終わりは羅臼」と言われ、(シゲ爺が勝手に言っているだけ)久しぶりに羅臼の道の駅に来てみた!

 イヤハヤ、観光客で溢れている!飯を食おうとしたが生の魚料理が多く食欲がわかない!停まっている車も6割がレンタカーで旅愁がわかないが、今風だ!

 この旅初めての肉、ちゃんとした食事はフェリー以来で、ジンギスカン鍋定食をたべたが、

 予想通り、固くて臭い、窓から国後島がうっすら見え、釣り人から旅人になっている!

 知床望郷展望台、初めて来てみた。北方四島返還の署名もした。初めてピストル型の検温器もした。よし次行こう!



10月2日(金)

 

 今朝の0時解禁の「植別川」を見に行ったが、狭い川を挟んで投げ合う釣り方はシゲ爺にはそぐわないので諦めて帰る事にする。

羅臼岳遠望(国道334号線より)

 青森と同じような古墳が北海道の果てにもあった。YouTubeやSNSはなかったはずなのにどうやって作り方を教えてもらったのだろうか?

不思議だ!







10月3日(土)



 月がとっても綺麗だ!中秋の名月だって、ここから見えるのは駐車場の名月だ!3時そろそろ起きる時間だけど!

 月が見守る中、右側で100人程が波静かな海で期待を込めて本日スタートです。何時もの時間に用意をしたシゲ爺はズラリと並ぶ釣り人の多さに今日が土曜日なのを初めて知る

 顔見知りになった札幌から来てる人がいたので、その人の横にすんなり入れてもらったが、普段から挨拶はするべきだ。

 しかし釣れない右側で釣れたのは1桁で、2本釣った人はいないから何とも釣れない月の始まりだ。

 シゲ爺、当たりさえなく、モチロン手ぶらで軽やかに帰ります。

 そして札幌から来てた人は名前も知らないまま「又来年会いましょう」と、執念で釣ったメス一本をもって7時札幌に帰っていった。

オンネベツ川にこの前の子熊が又現れた!

ソロリソロリと川に入って行く!

写真には無いがどうにかマスを捉える事が出来た!

捕まえたマスはすぐ山の中に運び、気持ち良いくらい美味そうに丸ごと食べる!

餌の狩場のオンネベツ川!

川のこちら側には人間が沢山いるので警戒しながらの食事だ!

食べ終わり満足げな子グマ!

10月4日(日)



 流石に日曜日、3時前から駐車場は賑やかで寝てられなく、3時過ぎには海に出てたがお魚さんも日曜日か?コツンとエサ取りの当たりさえなく、

 6時にはヨロヨロ号に帰り、氷と食料の買い出し!久しぶりに小清水の温泉に来ている。

 今日の斜里岳は小清水からですよ!ももちゃん!

 ももちゃんの明るくてエネルギッシュで元気な活躍の様子!毎回SVSで楽しみに拝見してます!

収穫を終えて出荷を待つ玉ねぎのコンテナと斜里岳!

牧草地かな?

10月5日(月)



 さ、皆さん一つ賢くなったでしょう。

 こんな難しい漢字を当てはめて「オンネベツ」と読みます!北海道はアイヌの言葉を無理矢理漢字にした地名が多くほとんど読めない事の方が多いですが、町の名前なども本州からの開拓団の出身地の名前をそのまま付けた地名が各地にあります。

 シゲ爺が特に愛着あるのが「新十津川町」です。

 今日で、秋味釣りも丁度1ヶ月で今日オス、メス一匹づつ釣れたのでシゲ爺の頼まれていたノルマ達成です!後は自分の家の分を釣ったら、セブンイレブン斜里の菓子パンとおにぎり、お菓子の生活も終わり、帰るぞ〜〜〜〜〜!オンネベツも山は大分紅葉が進んで来ました!

オホーツク海に沈む、本日の夕日!することも無いので少し早いが「おやすみなさい」

 日本海やオホーツク海は夕日がいつも美しく、たとえ釣れなくても夕日にウットリする日も多いのですが、

 今年は夕日を観る事が少なかったのは、矢張り天候不順だったのでしょうかね?

10月6日(火)



 釧路、帯広、旭川、東京、各地から集まった釣り仲間、皆さんよく飛ばすし、魚影はよく見るし和気あいあいと仲良しがこの日オンネベツに集まった。

 だが釣りに成らない!こればかりは自然相手で仕方ない?渋々諦めて車に戻り、各自帰り仕度を終えしばしコーヒータイム、それでも最後の未練でしょうか?一人荒れる海を暫く見つめ一人又一人と家路についた。

 シゲ爺には「明日があるさ」だが彼らには「来年又会いましょう」かも知れない。働く若者にとって中々厳しき秋味釣りの一シーンでした!

10月7日(水)



 台風が来てるので逆算して明日は帰る事に決めたが、今年の釣果は惨憺たるものなのだが、最後をボウズで飾るのがしゃくで、

 いつもお世話になってる三上さんのケツを追っかけ藻琴で一か八か、今年最後の釣りをすることになった。

 一年ぶり網走の道の駅で待ち合わせる事になり、シゲ爺が一番乗りで皆さん集まるまで待機です!

網走の「道の駅」(流氷街道網走)にて!(良い事が起こる兆しかな?)

網走道の駅

10月8日(木)



 今日が最後の釣りだと知り、何とかお土産を釣らせてくれようとあまりにボウズが続くシゲ爺を見かね、三上さんが声をかけてくれ、「藻琴」に連れて行ってくれる事になった。

 朝1時起きで網走の道の駅を出発し、藻琴の駐車場に3台並んで車を止め、期待に胸膨らませ現場へ!しかし大荒れの海で明るくなるまで釣りが出来るか心配したが、ぶっ込みは入れ食い状態だがルアーは竿を出せないような状態で三上さんも責任を感じてどうしょう?と悩んでくれる始末!

 その後少しルアーでも釣れ出し1時半までにシゲ爺もお土産4本をゲット、オスは要らないと言う平松さんから4本のオスを、三上さんから2本のオスをもらい、本日8本のオスと自分が釣った2本のメスをもちウトロの梶原鮮魚店に持ち込み捌いて送って貰おうと持ち込んだが、GOTOクーポンが東京も適用され、店は観光客で非常に忙しそうで社長の手の空くのを待っている。

 帰る用意をしたいが話がうまく進むまで生物を持ってるので帰れない!後は斜里のセブンイレブンさんと釣り仲間の佐藤さんにも「又来年ヨロシク」の挨拶はしたし、今日中に洗車をすれば後は明日に先送り(笑)

 「藻琴」(もこと)での釣りは、ヤンベツを少し彷彿とさせてくれ、面白い釣りでした。ここは川に立ち込んでの釣りですので体力が必要ですが、来年はここでやれるだけやってみたいと思います。

 写真は秋味を担いだ仲間の苦労の姿だ! 分かったことは三上さんが5本、平松君が4本、シゲ爺が4本と釣ったが、1本づつ多かったか?線路の斜面と道路の斜面を乗り越えて担いで帰るには重すぎると言うことが分かった。

 三上さんはガタイもあるので6本でも平気だろうが?体力を考えると、平松君とシゲ爺は3本づつがベストのお土産かと思う。

 ヤンベツやオンネベツより狭いので、人が多く入れない分、人情があり「釣りって楽しいな」と心より思えるのです。

 最終的な釣果はオス20本・メス10本・頂いた秋味オス6本で、数字的な目標は達成しました(祝)

 藻琴への険しい道のり、道路の急な斜面を下り、線路の斜面を乗り越え、その先の砂地を歩くと、その先の波立った河口が皆さんズラリと並んで釣る(今は誰も釣っていない)夢の空間!

ウトロの「亀岩」

ウトロとオシンコシンの滝の間のオホーツクの夕景!

ウトロ

日の出界隈

10月9日(金)



早朝の美幌界隈の農家

美幌界隈の農家

早朝の美幌界隈

美幌界隈

美幌界隈

美幌界隈

早朝の美幌界隈

早朝の美幌界隈

何時もの野菜屋さんで男としては異常と思われる程の野菜を買い求める!

美幌界隈のタマネギ農家

美幌界隈のタマネギ農家

いつまでも倒れない納屋を畏敬の念を持って眺めながら通る!

紅葉の始まった「日本一寒い陸別町」界隈

紅葉の始まった「日本一寒い陸別町」界隈

鹿追界隈

鹿追界隈

鹿追界隈

オーロラタウン93りくべつ道の駅

鹿追界隈

道の駅あしょろ銀河ホール21

道の駅あしょろ銀河ホール21「ナナカマドの実」

日勝峠界隈

 前々から気になっていたレストランに来てみた、横の土産物店ではアホみたいに高い値段でメロンが売っていたが、カボチャならともかくメロンは要らんわな!

とかち亭で「豚丼」を食す!



店内にはクマの剥製が!

さて日勝峠を越えますか!





 いよいよ4時間後にはフェリーの人に、苫小牧の中村さん宅の庭に咲いてる「サフラン」八重咲きのもあるんだ!中村さんも80歳のお祝いが「コロナ」のせいで節目のお祝いがずれてしまい残念がっていたが、元気で81歳の盛大なお祝いを子供たちにしてもらったらええやないか!と慰めて来たが?

 シゲ爺も毎年元気で秋味釣りに行け、満足して帰路につく前に55年以上前からの友情を未だに温めてくれ、人間の心の深さと愛をを身をもって感じ有り難く思ってます。

 やがて我々も美しい花のように散る日が来るが、そのギリギリまで中村さん以外の沢山の友達との友情も大事に温かく、深く育みたいと一人旅のふとした待ち時間に思うのです。

 台風を交わしてフェリーに乗ったら久しぶりに波が少々!2メートルくらいか?手すりを持たないで歩くのは困難?バランスの良い人はギリギリ歩けるかと言ったところ!

 ずっと前にあじわったドッカン、ドッカンと言う魚雷が命中した様なデッカイ音と振動は、今回大砲の弾と言った感じに軽減されたかな?



秋田沖辺りで波はおさまり快適な船旅に変わったが、朝食べた菓子パンが胸につかえ少し船内散歩中!



今回、行きには無かった5000円分のクーポン券が黙っていてももらえたので船内で全て使った!

 シゲ爺の今年の旅も船旅を除いて、最初は荒れ気味だったが、今は静かな日本海を行く「すいせん」と同じ終わり良ければ全て良しとばかりに、ハッピーに終わろうとしている。

 北海道は今やコロナなど無かった様に日本人の観光客で賑わっていた。知床以外は分からないが、日本中、今迄の閉じ籠りのストレスの解消で賑わっているであろう!

 レストランの近くで夕日を見ながらレストランの開店を待ち!皆さんと一緒にむろしてる、何しろ今まであったゲームや演奏会や映画がコロナのせいで全て無くなり乗客みんな退屈なのです。

 開店と同時に今回からタブレット注文です!シゲ爺は新潟黄金豚のソーセージとハンバーグ1300円だが、行きは無かった地域振興券なる物が5千円分漏れなく付いて来たので、300円で夕食が出来てしまった。

 オマケに今日が期限で船内で使って下さいと言うので、初めて白い恋人などと言う超有名なお土産まで無料同然でゲットしてしまった!自分たちの税金が原資だと思うがちょっとおかしいと思いつつ、得した気分に!

10月10日深夜、35日ぶりに大阪帰着!写真は買って帰った野菜を奥様にお披露目!

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