ヨロヨロ旅行記  東山道一宮の旅 2017年5月8日(月)〜5月14日(日)


5月8日(月)  出 発

   5月8日(月)

 走るたびにいつも思うことだが国道25号線・いわゆる「名阪国道」は、無料であれだけ長く走れる専用道路自動車、日本ではあそこ以外にシゲ爺は知らない、いつも利用するたびにあの道路を造らせた地元民に敬意をはらう

 西と東に少しは有料道路がくっついてはいるが、貧乏な旅人にはほんの少しの区間を利用するだけで?少し都会の混雑を避けることができ、ずいぶん楽に大阪ー名古屋間を行き来できるので重宝に利用させてもらっている。

 今回も少し利用して早くに桑名まで行ったが、早いのと楽は別物で完全二車線の専用道路はスピードが出るぶん、ひとり旅のだんまり運転ではやはりとても疲れた。


月見の里 南濃(岐阜県海津市南濃町)

一部有料道路を使ったものの、久しぶりに現役時代を思わすような走りをしてしまった。

奈良と三重をすっ飛ばして、足湯のある「岐阜の道の駅南濃」でやっと一休み!

目的地はあっても着時間など無いのだから、ここからはゆっくり行くさ〜(笑)


名古屋界隈はいっぱい食堂もあったのに、腹が減る時間になったのが
岐阜の山の中でして走れど走れどコンビニしかありません、ようやく
見つけた雰囲気のある食堂!だが夜は一杯飲み屋さんになるらしく、
食事だけのシゲ爺は異端児扱いです。


もつ焼きを頼んだら、さすが名古屋、味噌が美味しい。
(味噌汁に浮かんだ赤いものは後で照明の明かりだとわかった)

   5月9日(火)


国道9号線(中山道)「大桑・道の駅」今朝のギックリ腰は、
「ギック?」程度かな?流石中山道深夜でもトラックが多い。
「山は笑っていると言うより微笑んでいる」の表現がぴったりの
状況だがだが、シゲ爺はまだ眠そうです。


浮世絵にも登場する、木曽 八景の一つ「 小野の滝」丁度急行電車が
通り過ぎたが、スピードが早すぎて列車だと分かりませんでした。


1974年、たまたま諏訪大社の御柱祭を見学に来られ
この石仏と対面された、画家の岡本太郎さんや、

作家の新田次郎さん方が感嘆されたことにより、
一躍話題を呼び講演又は雑誌等で全国に紹介され

知られることになりました。石仏の「万治」は、この石仏を
建立した願主が、万治3年(西暦1660年)と刻まれている
ところによるものです。(下諏訪観光協会)


誕生の由来・明暦3年(1657年)、諏訪高島三代藩主忠晴が、
諏訪大社下社春宮に遺石の大鳥居を奉納しようとした時のこと。命を受けた
石工がこの地にあった大きな石を用いようとノミを打ち入れたおり、

はからずもその石から血が流れ出た。驚き恐れた石工は大鳥居の造作を止め、
あらためてこの不思議な石に阿弥陀様を刻み、霊を納めながら建立された・・
とされているのがこの石仏です。

お参りの仕方   
一. 正面で一礼し、手を合わせて「よろずおさまりますように」
と心で念じる
二. 石仏の周りを願い事を心で唱えながら時計回りに三周する
三. 正面に戻り「よろずおさめました」と唱えてから一礼する

信濃國一之宮 諏訪大社(すわたいしゃ)
 長野県の諏訪湖の周辺に4箇所の境内地をもつ神社です。


下社秋宮「秋宮1之御柱」


下社春宮「春宮1之御柱」


上社前宮「前宮1之御柱」


上社本宮「本宮1之御柱」


「御神湯」初めてのことであったが「手水」も暖かい温泉が出ていました。(秋宮)


昨年見た諏訪大社上社の木落の様子。


信濃國一之宮・諏訪大社 上社前宮
昨年みた木落の御柱に触る!「前宮四之御柱」

一本一本の御柱には我々には分からない、
何百人もの氏子さん達の思い入れがある


蕎麦屋さん!(昨年の木落を見たというシゲ爺の話で盛り上がる)


蕎麦屋さんにあった新聞!


麦草峠

299号線は「ビーナスライン」とも言われ、蓼科高原の別荘地を
超えていく結構な峠でして、長い長いスリリングな山越え道!
八ヶ岳を望むドライブは車も少なく最高(茅野市から佐久町)


日本一の白樺林群生地、中で一本の桜がやけに目を引いた!


北海道でななくここに日本一の白樺林群生地があり
北海道が白樺の木が多いと思っていたので意外だった。


十石峠


十石峠
299号線は芽吹き合戦!今が一年で一番美しい季節!



一本の桜がやけに目を引いた!

十石峠、なんて良い響きだろう
7時間程休憩無しで走り続けたのは国道299号線とはいえ
スリリングな山越えを3つも超えたせいで、
コンビニはおろか対向車すらないから
腹が減ってもひたすら走るしか無かった
そして今埼玉県の秩父市に着いてしまった。
(299号線佐久町から秩父市に抜ける結構な山道!)


途中、花桃の木を沿道に植え綺麗に咲き誇る村を通り抜ける!

   5月10日(水)


道の駅ちちぶ
昨夜の雨はすっかり上がり、今朝は気持ちの良い雲り空で?
道の駅で出てる水は温泉ではありませんが、もったいない程の勢い
で出てる「出しっ放し」の水道水です。
湧き水ではなく、水道水を自慢するのは珍しい(笑)


秩父神社 何と言っても左甚五郎のつなぎの龍だろうか?見事な彫刻に見惚れてしまう


お元気三猿

徳川家康を祀る日光東照宮の三猿(さんざる)は、古来の
庚申信仰に因んだ「見ざる・聞かざる・言わざる」として
有名である。だが、当社の三猿は日光のそれとは全く違った
表情をしていて、「よく見・よく聞いて・よく話そう」といった
仕草を表している。現代の情報化時代にふさわしい彫り物で、
俗に”お元気三猿”として親しまれている。!


秩父神社御本殿


秩父神社 子宝・子育ての虎(左甚五郎作)


埼玉県狭山市で長い間走り続けた299号線と御別れします
299号線は右折、ヨロヨロ号は直進します。


武蔵国一宮 氷川神社


たまにはまともな御飯を食べてますから
(氷川神社前のうどん屋さんで)

5月11日(木)


貫前神社前の朝(ぬきさきじんじゃ)

良い天気に恵まれました!
貫前神社からおはようございます
群馬県富岡市(神社駐車場泊)


蛙の木
太平洋戦争末期、蛙に似たサルノコシカケが出現。
祭神の経津主神が勇武に優れていたことから「勝って蛙」
「勝ち蛙」として兵士・家族の信仰を集めた。
現在は交通安全の守護「無事蛙」として信仰される。


銅製燈籠(市指定文化財)
貫前神社総門の前に建てられた高さ3.95mの一対の青銅製の
燈籠で、慶応2年(1866)に、養蚕や生糸生産の繁栄興隆を
願って建てられました。県内各地の養蚕農家や生糸商人、
さらには東京や横浜の生糸・絹商人合計1,544人が献金しました。
(富岡製糸場が栄えた証らしい?)


貫前神社御本殿
群馬県南西部、鏑川左岸の河岸段丘上に鎮座し、信州街道に
面する。当社は物部氏が祖神を祀ったことに始まり、古代には
朝廷から中世以降は武家からも崇敬された。 境内は正面参道から
いったん石段を上がり、総門を潜ったところから石段を下ると
社殿があるという珍しい、いわゆる「下り宮」と呼ばれる配置と
なっている。

世界遺産 富岡製糸場


富岡製糸場と絹産業遺産

せっかく世界遺産のある町に来たんだから、富岡製糸場見学でもしますか!群馬県富岡市


今迄見て来たあちこちの世界遺産の中で、工事中箇所が多く
立ち入り禁止の箇所だらけで工場の中など機械群はビニール
でカバーをし見所が少なく少し残念な世界遺産でした。


中も外も観光や説明に携わる関係者がやたら多く、説明に
よると「完全展示」にはこの先修理に30年も掛かるらしいが
ほぼ出来上がってから世界遺産としてオープンするべきで、
お友達にはお勧め度は残念ながら低いです!


ここも立ち入り禁止の建物


こんな感じで触るな的な展示!


中心部の建物は取り壊し工事中でこの空間が残念な大元みたいな感じでした。


内部の少ない展示物1


内部の少ない展示物2


内部の少ない展示物3


磨り減った階段が当時を連想させ一番の感動した写真です。


内部はどこもこんな感じだった。


レンガの長い建物は当時のまま、換気のため窓の多いのを
自慢げに解説してた(笑)


本日最初で最後かも知れない遅ランチを、
上田市を見下ろす山の上の見晴らしの良い温泉で済ます


姥捨棚田にて

姥捨棚田に来るのは今回で何度目だろうか?今回は今まで行った
ことのない棚田のかなり上の方にまで行ってみたが、見晴らしが
悪く水も張ってなく、今回も残念な結果に終わってしまいました。

しかし収穫もあった、まだ少し早かったが線路より上にも美しい
であろう棚田を見つけた。散るタンポポの様にシゲ爺もあっけなく
姥捨山に捨てられるのかな〜ぁ!なんておセンチになってるが、
まだ捨てられるのは「ヤダ」だから「おかみさま」まだ捨てないでくださいね


姨捨棚田の上にある棚田!


姨捨駅界隈(千曲市遠望)


長楽寺
長野県千曲市にある天台宗の寺院。山号は姨捨山。


姨捨・長楽寺観音堂後ろに見えるのが姨石(おばいし)
登ってみると意外と見晴らしが良い


姨石の上にあった祠

5月12日(金)


昨日は少し残念な世界遺産を見たので、本日は丁度糸魚川の上流の
道の駅「小谷」でヨロヨロホテルを開業したのも何かのご縁ですので
下流にはヒスイで有名な糸魚川がありデッカいヒスイでも見つけて
皆さんに少しずつカケラをプレゼントしますかな


以前来た時も欲にかられヒスイを探した事もあるが増水中で
どれがヒスイなのか?素人に見つかるはずはありませんよね!
未だに腰が痛いのに河原を歩いて探すフリをした努力に免じて
ご勘弁を(笑)


道の駅「親不知ピアパーク」にて

豆ツブみたいに波打ち際を歩いている人はヒスイを探している人たちです
かなり離れているが、ここもヒスイ海岸なのだ。


道の駅「白川郷」

なんども来たことのある懐かしい道の駅

世界遺産 白川郷


この一枚の写真が撮りたくて遠回りして来ました。前に来た時は、
一本違う道を入ってしまい行き止まりの林道を苦労してバックした経験
があります。今回はうまく着いたが中国人らしい観光バスが3台も来て
いてうるさいので帰るまで見てるとしよう!


白川郷展望台

無料の展望台と駐車場を備えた観光地の見本のような!
気持ち良い所だった。


全員中国人


白川郷遠望!

歩いてる人々はほとんど外国人で、観光客が「うるさい!」何て
言ってたら白川郷と言えども過疎の村になってしまうのが現実だ
そうですので、ぜひ日本人の観光客の人にも村を訪れ白川郷を
盛り上げてやってほしいと思います。


前に嫁と来た時は、この和田家は
屋根の葺き替え中で今度来てみると、すっかり色合いが
周りに溶け込み貫禄の色合いになっていた。

5月13日(土)


白鳥道の駅

岐阜県 長良川沿の静かな道の駅、温泉も近くにあり旅人には最高の場所だ!
あいにくの雨で、外に出るのも億劫だが二箇所のポケストップがあり、その丁度良い場所に
ヨロヨロ号を止めひたすら道具を取り続けた。道の駅の開店を待って買った、山菜の入ってる
この地方の呼び名で'「ごんてつごはん」を頂きます。皆さんもグッドな1日でありますよう


道の駅・白鳥の見事な藤棚!


美濃国一宮・南宮大社(なんぐうたいしゃ)の大鳥居


中山道 垂井宿 「不破の滝」に行ってきた、
(写真のような何とも不吉な看板を見ながら!)


不破の滝に行く道は地元の人でもあまり知らない林道で、
渓流釣りの人が行くくらいで滝を見に来る人は少数派らしい。


この滝に来るメンバーはほぼ決まっていて話を聞いたご主人は奥さんのリハビリのために
奥さんの渓流釣りに付き合って来ててこの川で100匹以上のイワナを奥さんが釣ったと

嬉しそうに話してくれた。もう一人、土日はいつも来てるという雰囲気のある人にも話しを
聞いた!「一人でノンビリ椅子に座り鳥の声聞き、腹が減ったら食べる分だけ釣る、
最高の人生さ!」と笑っていたが、その姿が実に様になっていた。


「不破の滝」自然の藤の色がとても美しい!


不破の滝では釣り人が竿を繰り出していたが釣れなかった!

5月13日(土)


道の駅近くの景色!


滋賀県長浜市 歴史オンチのシゲ爺でも知ってる、
浅井長政の三姉妹の名前を使った真新しい道の駅が今夜の
ヨロヨロホテルの開業地です。


羽衣伝説で天女が羽衣を掛けたと言われる「衣掛柳」


「余呉湖」

何と良い響きの湖だ! 中々来るチャンスが無かつたが今日叶った。
湖は「一周道路」があれば一周することになってるのでこれから一周して来ます


余呉湖「戦国ロマンの里」


桐畑太夫の娘「菊石姫」ゆかりの「蛇の目玉石」


余呉湖・サワオグルマ群生地!


サワオグルマ


これが日本のウユニと言われている
鏡のような美しすぎる余呉湖の絶景!


サワオグルマ

越前国一宮 氣比神宮(けひじんぐう)福井県敦賀市


氣比神宮拝殿


大鳥居(国の重要文化財)修復中


こんな狭いトンネルは世界遺産級だ!

若狭国一宮 若狭姫神社 (わかさひめじんじゃ)福井県小浜市


若狭姫神社


若狭姫神社千年杉

若狭国一宮 若狭彦神社 (わかさひこじんじゃ)福井県小浜市


若狭彦神社(手水舎)


若狭彦神社夫婦杉

山城国一宮 賀茂別雷神社 (かもわけいかづちじんじゃ)(上賀茂神社)京都府京都市


賀茂別雷神社

山城国一宮 賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)(下賀茂神社)京都府京都市


賀茂御祖神社

近江国一宮 建部大社 (たけべたいしゃ)滋賀県大津市


建部大社「水琴窟」


建部大社「菊紋壺」


建部大社「菊花石」






古から脈々と続く人類の営みが今の我々があると思えばありがたいのか?空恐ろしいのか?今回の一ノ宮を巡る
旅はこれまでです!最終日は京都の街中を走ったので、止まるのがイヤなシゲ爺としては大急ぎの旅となり
食事もしないで約1600キロ走って日曜の午後五時半家に帰った。

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