リタイアからの出発 ヨロヨロ旅行記 

九州 姫島 東北関東大震災の鎮魂と復活、平安への祈りの旅

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 久しぶりにヨロヨロ号に椅子を取り付け、屋根にはルーフボックスをとりつけた。 いったい何処に行くのか? ヨロヨロ号始まって以来の7人もの人が乗る真面目な旅が明日から始まります。 団体行動がキライなシゲ爺が何故? と言う声も聞こえてきますが!

 それは3.11の「東北関東大震災」に関係あります。 わずかながら募金はさせてもらったが、「それで気が晴れたか?」と自問してみると、とても気が晴れた何て言えず、  自然の偉大さに気が付きつつある人々に導かれるように急速に接近し、「再生の地」熊野に住む我々に出来る事は、ある重要な地点で自然に祈りを捧げる旅に急遽参加することになりました。

 それは、震源地と日本の重要な山や神社を結んだ線上にある、大分県の姫島村と言う小さな島にある祠らしいです。 シゲ爺はまだ奇跡など経験したこともなく、神を信じるところまでいかないので、運転手と車を出しただけで観光気分のヨロ旅に違いありません。

 皆さんは神に真剣に祈りを捧げる旅で、先ず寒い中を海でミソギをして身を清めての正式参拝のようですが、我々夫婦は冷ややかな見物人のような立場で参加の不思議な同行旅ですが、これで少しは心が晴れるかも知れないと楽しみにしている。これは運命だと思いだしもています。

2011年4月1日(金) 田舎出発


我が家の桜もちらほら咲きで出発を歓迎!

今年も順調に我が家の「しだれ桜」が花芽を膨らませて、我が世の春を祝ってくれます。しかし世界では紛争の種は益々激化し、自然も益々危うい方向に傾きつつあるように思えてしょうがない!

 地球上は人類だけが増え過ぎたこともそに一因かと思うが、地球そのものも端境期にきてるのかも知れない! 地球さんどうぞ少し怒るのを納め、もう少し人類が平安に生きながらえる地球でいてくださいませんか!


自然は偉大だ!

 真剣な荒坂津神社のメンバーの皆さんに混ざって、東北関東大震災の鎮魂と復活、平安への祈りの旅に、シゲ爺夫婦も同行させて頂ける事になり「大阪から別府行き」のフェリーに乗り込んでいつの間にか珍道中は始まってます(笑)

新しいかたちのシゲ爺の「ヨロヨロ旅」の始まり〜です!

2011年4月2日(土) サンフラワーで別府へ!


サンフラワー

一行は中辺路を通り、田辺の那須さんをピックアップし一路大阪南港のフェリーターミナルへ、少しターミナルを勘違いしウロウロ南港の中で走り回るシーンもあったが、

時間内に乗船手続きを終え無事九州に向かって走り出す事ができた。

 別府のフェリー乗り場に着いて、トイレの看板を見て「ここは外国か!?」 と突っこんでしまった(日本語が全然ないぞ!)


瀬戸内海航行中


ここは外国か!?


 出発の日、朝から那智のお滝と、神倉山の上まで手分けして清水をくみに行くところから旅は始まった!

 最初二台の車で行く予定だったらしいが、シゲ爺の車を見てこちらから行くメンバーは7人だから一台で行けると判断されて、ヨロヨロ号で行くことになった。

 屋根には全員の手荷物をいれ、大変なだったのが、神社にしても今回初めてらしいが「御霊」をお連れするので、床に置くわけにいかないのでヨロヨロ号に棚をつくりその上に、白い布に包まれた「御霊」2体を安置する。

 シゲ爺には分からないが、分かる人には分かるだろうが、シゲ爺の車にこの時は神様が乗ってる訳だ!

 車内が祭壇になってるので、「飲酒は勿論ムダなバカ話しも控えめに」と言う代表の言葉で、生き方そのものが冗談みたいなシゲ爺にとって、ある意味珍道中に違いない!

 生まれて初めて正式参拝と言うものを経験したが、その真剣さと長さにビックリです!!

2011年4月3日(月) 九州国東半島


国東半島「別宮社」にて

 皆さんの話しを聞いてみると、何気にシゲ爺は恐ろしいメンバーの中に入ってしまったようです。

 先ずは絶対に表には出さないが神の言葉を聴くことが出来る代表の女性を筆頭に、伊勢神宮始め各地の神社で奉納演奏をしているプロギタリストの千葉からきた男性、

 世界中を旅して道を探し熊野にたどり着いた長野在住の女性、

 那須与一の直系の子孫の男性(立ち居振る舞いが神様が乗り移ったみたいな人です)

愛知県からきている真面目すぎる男性、九州で落ち合う熊本、佐賀、長崎の女性三人

 そして神について何にも分からないが我々夫婦の総勢9人ですが、皆さんビックリするほど、心が清らかです!

写真下はミゾレ混じりの姫島の海で祭りのために禊ぎをするメンバーです!! う〜ぅ〜! 寒!!


みそぎ風景

 無事「ひめこそ社」の大祭を終えて、夜中まで全員が旅館の一室に集まり、次にお参りする重要な神社の手がかりを探して、地元の郷土史家の先生を部屋に招いて、勉強会をしたがこちらのメンバーの方が詳しく知ってる状態で「コレだ!」と言う次の場所が見つからず、

 深夜8人乗りの車に9人全員乗り込み(駐在所はあるが深夜なので寝ている模様(笑)) 昼間気になった場所に行って、皆さんで気をめぐらしてもらった。

 メンバーには霊感を強く感じる人が何人もいるらしいが、誰もカンバシイ発見が無かった。シゲ爺も何か写真に写らないかやってみたが、霊感の無いシゲ爺のカメラには何事もあるはずは無く、寒い思いをしただけです!

 日本と世界の平安を祈る皆さんの気持ちが、鈍感なシゲ爺にもビンビン伝わってくるので、何とも気の毒です!

 明日の夜には別府からフェリーに乗って熊野に帰るので、それまでに何とか見つかって、納得のいける修行と祈りの旅が続けられたら良いのに(^-^)v

2011年4月4日(月) ひめこそ社の大祭を終えて


ひめこそ社大祭

 荒坂津神社のご神体を、姫島社の大祭の祭壇に合祀して始まった祭りは、田舎とは思えない豪華なもので意外でした。その後荒坂津のメンバーだけが集まり姫島の本宮「磐座」に、ご神体をお祭りし、ものすごく真剣なお祈りが始まったので二度ビックリです。

 軽い気持ちで参加してるシゲ爺には作法も祝詞も分かる筈無く戸惑いだらけの長い時間に感じました。

 昼食など食べる間もないギリギリの修行になるだろうからと?九州からの参加者が手作りのおにぎりを沢山持って来てくれたので、

 その気配りの深さにありがたく感謝し「その見込み通りギリギリの修行になったね」と言いながら、その真心のこもったオニギリにみんなでかぶりなつき、

福岡の「宮地獄神社」に走り今回最後参拝を済ませる! 流石に総本山の貫禄で、スゴい神社だったが、まだどこか治まりのつかない素振りの代表の表情だったが、

 シゲ爺にその解決策など有ろう筈が無く、我々二人なら生涯行くことのない場所だと、感謝している(笑)


ひめこそ社大祭参加の氏子さんたち
    
ひめこそ社大祭奉納舞の面

姫島七不思議の一つ「拍子水」
    
姫島上陸

大帯八幡社(姫島)
    
比売語曽社「本宮」(ひめこそしゃ)

宮地獄神社
    
雨所大権現

大帯八幡社の松
    
ひめこそ社由来

姫島七不思議の一つ「浮洲」
    
姫島から国東半島を見る
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