リタイアからの出発 ヨロヨロ旅行記   遊子水荷浦(ゆすみずがうら)の段畑の旅

2010年4月24日(土)〜4月29日(木)


4月24日(土)


初めて瀬戸大橋を走る!うきうきの橋群で快適そのもののドライブ!

観音寺の坂井さん宅に10時半到着!ミニヨロヨロ旅の始まりです!!

坂井さんと一緒に銭形公園と琴弾神社に行ってきた! 銭形は 写真では見たことがあったので、一度は行ってみたかったのでドンピシャのタイミングだった!

この辺りの松の枝ぶりが見事で、作ったにしては木が大きく、自然にしては見事すぎる!


琴弾神社

4月25日(日)

遊子水荷浦(ゆすみずがうら)カーナビには出て来ない行き止まりの村に来ている!  私もテレビで見てどうしても来てみたかった棚田だった。シゲ爺のようなヒマなカメラマンが毎日押し寄せているそうだ(笑)


水荷浦段畑 1

水荷浦段畑から見える海

遊子漁協供養塔(水荷浦)

水荷浦段畑 看板

水荷浦段畑 溝

水荷浦段畑

水荷浦段畑 作業する人

水荷浦段畑

水荷浦段畑 畑への階段

水荷浦段畑 神社

段畑の頂上には集落の立派な墓があり、先祖を大事にしている雰囲気が伝わり、とてもユッタリと時計の針が動いているように感じる! 畑を 這いづるように働いている人と話してみると、

昔 子供の頃は今のような広い道も、便利な荷物を運ぶ機械(モノレールのような機械だが名前が私には分からない) も無く、肥えたごも担いで狭い急な階段を上り下りしたそうだ。

もちろん収穫した芋やジャガイモ、麦は担いで下りたし、学校に行くにも、畑の中を通って行くしか道が無かったそうだ!  とにかく来て良かった!

興味があるが来られない人は、愛媛県の地図を広げ、宇和島のリアス式海岸を探して下さい!!三浦半島から分岐した小さな岬で「遊子水荷浦」と言う所を高倍率の地図で探して下さい!!

そして見つけたら、その複雑な地形を想像して、海やリアス式の湾と島々がどれだけキレイか? あなたの全エネルギーをかたむけて その景色を想像して下さい!!

あなたの想像以上にキレイな所ですから(笑)  サア〜! 今夜のホテルを開業する場所を探さなくちゃあなりませんので、これで失礼します(笑)


帰り道、こんなん見つけた!

段畑からの帰り道、行きと違う道を通って正解でした! むっちゃ美しい夕日と、写真のようなおもろい手作りの人形を飾ってる家を見つけた!


こんなん見つけた2!

この人形は全て、おばちゃんが孫の為に手作りしたそうで、ガチャガチャの入れ物が体になっているそうだ! 何でもアイデアとやる気があれば出来るもんだ!


こんなん見つけた3!

大阪から530キロ、田舎からだと680キロの所まで、「畑を見に来た」と言えば、ほとんどの人は呆れてくれます(笑)

でも、こんな写真の風景に出会い、作者のおばちゃんとしばし立ち話を出来たのは旅に出たからなのだ!

あのおばちゃんとはおそらく一生もう会うことが無いので、そう考えると「一期一会」の有り難さを感じてしまう!

4月26日(月)


風力発電

岬 潮流にさからう漁船

佐田岬から!

2キロ弱の良く整備された遊歩道を歩いて着いた灯台からは、九州の大分が目の前に見え、豊後水道で操業中の漁船団が「せきサバ」漁の最中(多分?)なのがみえる!


岬への道(国道)

佐田岬灯台

関さば漁(煙突は大分県)

青い石で濁る海

海の杭 看板

海の杭 本物

しあわせな熊

佐田岬

県道 看板

めずらしい 歩道だけの県道

ひじきを穫る為に崖を降りる美女達

ひじきを干す

岬への遊歩道は、椿と(椿山と言う展望台が在るほどだ!) ウバメガシのトンネルで、常に吹きつける風の為に地面に這いつくばっている!

伐採した跡が無いので、それほどの大木ではないが相当の年輪を経た木達だろうと推察つかまつる(笑)

磯では「ヒジキ」採りのおばちゃんたちが絶壁に近い崖を下りているし、その採ったヒジキを仮に遊歩道の邪魔にならない所で干して軽くしていたりして、何となく良い風情だ!


伊方道の駅「きらら館

岬巡りは終わった!

日本一長い岬「佐田岬」の岬巡り旅は終わった!そして昨夜のホテル開業地の伊方道の駅「きらら館」まで戻ってきた!

岬の先っぽまでは 片道50キロ近くあるのではないかと思うが、うねうねと半島の道を飽きる程走ったが、ナビに映った景色は、右も左も海で何だかウキウキする道だった!

駐車場はら先の岬への遊歩道は県道らしく(最近県道に昇格したらしいとタクシーのドライバーが言っていた)歩道だけの県道は初めての経験でした

泉谷棚田

前回来てから、もう五年も経つのだろうか?  またしても同じ季節に来てしまった。

でもあの時壊れていた水車はちゃんと直って元気に回っているし、シャクナゲの会が出来て沢山のシャクナゲが植えられて、丁度シャクナゲが満開で見頃となっている!

この時期は一番分かりにくい棚田の風景だし明日はあいにく雨模様なので、泉谷棚田を早々に切り上げる事にする。


泉谷棚田

泉谷棚田

屋根付き橋


道の駅 みかわ

祖谷のカズラバシまで120キロ程残し、明るい内に豪華なディナーを頂くことにして、淋しい小さな道の駅に止まっている!

四国の山間部は 遥か山の上の方〜に家があり、したがって道路も天空を走る感じになる! 家々はケバケバしくも無く、しかし立派で、信仰心が深いためか?

家にも謙虚さがにじみ出てる感じで、見ていて心地良い!

4月27日(火)


津賀谷棚田

津賀谷棚田看板


道の駅 さめうら

四国の大平洋側と瀬戸内海側の道は、今まで何度か走った事はあったが、昨日から今日は真ん中の道を楽しんでいる!

シゲ爺は四国の道が日本一悪いと思っている!沖縄の宮古島よりも石垣島よりも、そして西表島の小島よりも悪い道が続く!

特に昨日は石鎚山を回り込む山道を走りつづけたので、県道は仕方ないとしても、ほとんど国道を走ったのに時速20キロ〜30キロののろのろ運転が何時間も続いたもんだ! (後で娘婿に聞いたところでは、400号線台のあの道は日本3大悪路だそうだ!)

昨夜は633美(むささび)と言う道の駅でヨロヨロホテルを開業したが、夜中からの土砂降りで、今日の予定は温泉以外キャンセルに成りそうな気配だ!

雨の中走っていたら棚田百選ではないが、「津賀谷棚田」と言う看板を見つけ、一応行ってみる。 全体的には見事な棚田ではあったが、写真の部分以外の殆どが放棄田で7割程が荒れ地と化していて、どこの農村でも見られる悲しい光景が、此処でも広がっていた!

そして最大のピンチがシゲ爺を襲った!原因は全てこの雨だ!普段なら歩いて棚田を見に行くのを、あまり期待してない事もあり

車で狭い農道をどんどん行くと、最後は耕運機しか通れない道幅になってしまった!

雨の中 急勾配の狭い道をバックしたが、雨に濡れるのがイヤさに窓を閉めたまま、ミラーでバック!最後のカーブで後ろがガタン!

慌てて前進し、完全に落ちて無かったから事なきをえたが、窓を開けてみたら草で見えづらかったが、タイヤが押しつぶしたその先は、小川である

もう少し元気良くバックしてたら、今頃レッカー待ちをしながら、このブログをしてるところだった

土砂降りの国道439号、道の駅「土佐きめうら」にて!


日本一の棚田めっけ!

ヨロヨロ旅も雨には勝てず、道の駅で遊んでいると、道の駅のお姉ちゃんに「近くに棚田がありますよ」と教えてもらい、それほど期待もしないまま簡単な地図を貰って視察してみたら、

驚いたことに棚田百選に指定された何処よりも規模が大きく、美しさも一級なのに驚いてしまった!これは晴れるまで待って写真を撮る値打ちがあるので、土佐さめうらの道の駅にて待機中


土佐の棚田

土佐の棚田

土佐の棚田

土佐の棚田

4月28日(水)


日本一小さな? 道の駅 にしいや

昨日欲しい棚田の写真は撮れたので、後は6月に取っておくことにして、食後道の駅「にしいや」まで走る!

今まで全国の色んな道の駅で「ヨロヨロホテル」を開業したが、ここが一番小さな道の駅だ!駐車場は9台分のスペースしか無い


祖谷のかずら橋 駐車場(300円)

山の中に突然現れた一大観光地!駐車場300.橋を渡るのに500円と、なかなかしっかりしている!

橋は下が丸見えで、最初嫁は「こりゃあイカン!」と言ったが、料金所には「渡らなくても返金はできません」と書いてある。

でもここはお金の取れる橋だったが、観光ズレしてて、今まで四国人は良い人だと思い始めていたのが、悲しいが少し後戻りしてしまった感あり!


かずら橋

かずら橋

かずら橋

かずら橋

かずら橋

琵琶の滝

平家の落ち武者たちが、都を偲んでこの滝の下で琵琶を弾いたと伝えられてるらしい!


祖谷渓谷

深い渓谷美は感動モノですぞ


小便小僧と私

小便小僧と嫁

小便小僧の看板

村の風景


小歩危

「大歩危」「小歩危」どうにも まとまりの無い所で、川下りの舟乗り場になってる土産物屋で

鯉のぼりが沢山泳いでいたので、写真を撮ってみたが、「大歩危」と言えば「日本三大秘境」の一つらしいが?

その良さを感じる感性がシゲ爺にはありませんでした! 誠にすみませんね〜(笑)


藤原家の庭

嫁の友達を訪ね、高松に来ている、写真は彼女の家の庭で、自然をテーマに造った庭だけに(旦那さんはガーデンデザイナーで大阪万博で日本庭園を監督した人)

変な力が入らない 安らぎの空間で、何気ない所にオモロイ物が何気なく置いてたりして、プロのアイデアと遊び心にシゲ爺 関心しきりでした!

そして高松に来たら「さぬきうどん」でしょう(笑) と言う事で、美味いうどん屋さんに連れて行ってもらった!

茹でたてのウドンはピカピカ光っていて、腰の強さは「流石はさぬき!」 これで今回の四国ヨロヨロ旅は120%の満足度で終わりました。

全ては快調に終わった!後は千円の高速乗り放題で帰るだけです (爆) 実際は千円では帰れませんがね!

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