リタイアからの出発

ヨロヨロ旅行記 信州〜新潟 9月14日(水)〜9月17日(土)


10月14日 一人旅

急に思いたち新潟に向かって走ってます。

今回の旅は今までと少し違っていて、若い頃いろんな人の解釈による本を読んでみたが、私のできが余りにお粗末なせいで、どうしても理解出来ず、時間をかけるしかないと処分しないで大事にしていた本を一冊持ってきたことです。今なら少し頭に入る用な気がしたのですが、さてどうでしょうか?

長い運転手の生活で車のハンドルを持ったら、野獣の用に休む事なくただただ走る。そんな身体に染み付いたものが少しづつ落ちてくれることも願い、老子の生き方をこの頑固な頭に何とか解らせる事は出来ないかと期待して1ページでも熟読したい。


 
妻籠宿

妻籠宿は私の大嫌いな電柱が無く、一人のんびり歩くにはあまりに快適過ぎる。バスの観光客がまるで昔の旅人の雰囲気を漂わせ、私の座るしょうぎの前を右に左に通りすぎる。半分くらいの人は江戸時代の人なのか言葉が解らない?


 
妻籠で見つけたもの

先程の言葉が解らないのは、江戸時代の言葉ではなく中国か、韓国の言葉でした。古い郵便ポストを見つけたので、一枚いただきました。郵政で大荒れになった後だけに、悲しげに感じました。


 
昔のままの

ここが昔のままの、中山道


 
もてなしの心

妻籠宿では、普通の民家でもチッョトした花を飾り玄関を開放し道行く人に街道の雰囲気を提供している。なかには厚かましい観光客もあろうにご苦労様です。


 
ここで見つけた日本一

木造の橋の幅が日本一だ、と言うから日本一は何でも探せばあるもんです。奈良井宿にて


 
その橋を下からみました


 
ネパールみたいだ

古い建物はなかなか凝った彫刻があり、今で言うベランダが?ネパールの民家の感じで癒される。


 
普通の民家も

ここ奈良井宿では、普通の家でも、それぞれ屋号があり、その昔何かの商売をしていた事をしのばせる。


 
漆アート花筏

奈良井宿で素晴らしい店見つけた、この店の御主人と何時間も喋ってしまった。また良い出会いをしてしまった。

10月15日 道を探しての一人旅

昨日の花筏さんの御主人との出会いも、運命だったような気がする。

小さいしあわせを見つける、それを積み重ねていく、ふと気がつくと自分はしあわせに包まれている。すでに私は分かっているのです。背中合わせの苦労の先にはもうしあわせしかないことが、でも生来の放浪癖の私に「慌てる事はない、そこまで自分が分かったら、最後の道はすぐに見つけられる」その前にもう少し楽しんだら?と悪魔の囁きがまるで天使の声に聞こえて心地良い。

心配してくれる関係者は今までの「よろよろ旅」とはひと味違う今回のからの「新よろよろ旅」を見守り、私をもう少しだけ泳がして楽しませてチョ!


 
不動滝にて

思ったよりきつい山道を長野の友達と二人あえぎあえぎ登ってきた。

えらい山の中なのに沢山の見物人でビックリ、やわらかな滝だ、地球に生きる全ての生命の命の源、そして生命が朽ちて土に帰る時も必要な水。

やわらかな水が岩を削るかと思えば、どんな形にでも自在に変えられる。風にあおられ変化し続けながら落ちる滝の水、私も風まかせに生きる事ができたら(けっこう そんな毎日ですがね)自我を無くす事ができたら、私の人生は・・・なんてまだまだ分かってないくせに!寒さに震えながら滝の近くに座り込み、安らかな時間を過ごしました。


 
権現滝です

星と月のラブソング 

昼間 気絶するほど眠たかったのに、30分ほど寝たら目が覚めてしまった。

夕方温泉に入ったのに足が何時までも温もらず(結局朝まで冷たかった)、夜中外に出てみたら月がとんでもない美しさで、妙高の山々が昼間と全然違う、まるで月に祈りを捧げて居るように見える。

そして星だ、私の目が疲れているせいかも知れないが、まるで星がスイングしているように見える。詩人になった訳ではないが、月の美しさに 星達がラブソングを歌いながら優雅に踊っているように見えてしまった。昼間の滝もとても優雅で美しかったが、今夜のこの空、小さいしあわせ探し旅の筈が、何ともデッカイものを見つけてしまった。

10月16日 さわやかな朝

朝まで寒さとの戦いだった(夏布団しかなくて)が、見事な青空に参った!黒姫山も妙高(写真は道の駅から妙高)も美しくさわやかな朝の挨拶をしてくれてるようだ。

地元の安いリンゴで朝食をして海に向かってゴー!



 
いったい、どうやって

糸魚川、その名も「翡翠海水浴場」に来てみたが、一面のジャリ!翡翠がごろごろ転がっているのかと思ってた、私がほんの少し甘かったようです。

関係者に首の骨が折れるようなネックレスを作るデッカイ翡翠を見つけて帰る約束しましたが残念ながら撤回!


 
翡翠になれなかった石達

地元の人に教えてもらった糸魚川の翡翠海岸を4時間ほど歩き回り、写真の美しい石を集めた。

翡翠に成れなかった石かも知れないが、私が我が家の宝石に任命し、私が生きてる間は家宝としてどこか庭の隅にでも飾ることを誓います。

10月17日 白竜の滝

越前海岸をかなり前に走った時は狭い村なかをヒヤヒヤしながら走ったように思うが、すいせん快道とお洒落な名前のついた快適な道に変身!釣り人とダイバーが海を楽しんでます。私もたっぷり魚に餌を喜捨、合掌




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