リタイアからの出発

ヨロヨロ旅行記 再出発への一人旅 2004年8月23日(月)〜8月27日(金)


8月22日 小さい旅にでます(富士山へ)
明日から小さい気ままな旅に出発します。富士山に登る体力は無いので、のんびりふもとを回って見ようと思ってます。
8月23日 斑鳩にて!
出発したら、雨になってしまった。王寺から法隆寺までトラックが多くのろのろ運転が続いたが、急ぐ旅でない、優良運転手を実行!斑鳩のコンビニで贅沢な「ざるそば弁当」410円を食べそろそろ出発します。
  三重県を走ってます。
青山町で「竹工房」をしている、友達を訪ねたが、あいにく用事で「津」に行って会えなかった。残念ではあるが青山高原をドライブして四日市から1号線に、久しぶりの道なので少しうれしい。
  浜松は大雨!
22時、浜松市に着いた。台風のせいでワイパーを早まわししても、おっ付かない大雨だ。豊橋より東の道は、実に30年ぶりだ、当時は2車線でトラックは広い所で待っていたもんだ。今はびっくりするような、道になってました。昔の面影を捜したが、ひとつも見つかりませんでした。当たり前と言えば当たり前、浦島太郎の私でした。明日は富士山は見えるかな?
8月24日 富士市に着いたが!
富士山はふもとも見えない。今日は寝不足が続いているので、山が見えるまで食料を買い込んで、ごろごろして待つ事にする。なんと贅沢!と自分でも思う。どうだこれがやってみたかった!見えたら写真送ります。
  贅沢なごろ寝。
一日、富士山は雲の中!明日を期待して、今日はこのままゴロゴロ!明日は五合目までいって見ようと思いとりあえず、御殿場まで移動中!
  さすが静岡!
静岡県では富士山の天気予報をしてます。明日の五合目は昼まで晴れ、山頂は一日晴れだそうです。
  明日は晴れの予感!
富士のふもと、朝でっかい富士が見えるであろう、道で寝て居る。9時前からすごい爆発音で「すわ、富士山爆発か?」と気になり寝てもいられず、山とおぼしき辺りを見ると転々と懐中電気の明かりが山の形を見せてくれる。私の感が当たった。晴れたら目の前にでっかい富士山が見える。車が揺れるほどだった、爆発はどうやら花火だったらしく静かになった。でもあの時は怖かったので、一人旅の筈なのに、自宅に電話してニュースでやって無いか、聞いてしまった、臆病な私です。こうしているあいだに山の明かりがガスに飲みこまれてしまった
8月25日 寒い!
今、富士山五合目にいます。松林の美しい道を登ってきました。ここからは見事な富士山が雲ひとつ無く!すぐそこに見えます。下は素晴らしい雲海で、おそらく下からは昨日の様に何にも見えないだと思う。天気も良く、しばらくこの景色を楽しみます。夕べの電灯の明かりが見えていた道がはっきり見えます。もう少し体力があれは登って仕舞いそうな魅力的な山です。
重良
富士山
富士山5合目
富士山
富士山5合目
富士山
5合目からの雲海
富士山
5合目からの雲海 登山者はここから歩いて登る。
富士山
頂上も刻々と雲の様子が変わる
富士山
下界からはこの美しい富士山は雲海にはばまれて見えない。
あざみ
富士山あざみ
あっという間に何にも見えなく成りました。寒いし離れた所からも、見てみたいし下ります。登山口の人に聞いたら「今日は最高の天気だそうです」富士山アザミの写真です。
山中湖でのんびり!
私は旅行者でないのが分かるのか、ボート乗り場の兄さんも声をかけて来なかった。ありがたい!40年ぶりに(自転車旅行以来)来た訳だが何にも覚えていない。あの時は無我夢中、仕方無いよね。
花火
山中湖 ボート乗り場 普通の観光地
花火
本栖湖 有名な上九一色村(オーム)にある。
本栖湖にて!
もう富士山は何処からも見えない。あのでっかい山は何処に?早起きしてラッキーだった。ここに来る途中、あの「オーム」で有名になってしまった、「上九一色村」の看板をみっけた!
本栖湖をゆっくり一周して来た。バンガローやキャンプ場はたくさん有るが、もうほとんど人は無く、静かで良い、旅は人の行かない所に、人が行けない日に行くのがイチバン!
精進湖も!
小さいが見てやらんと、すねたらいかんからね。流れた溶岩が魅力的な景色を造り出しているが、釣りの小船が暑苦しい。此処で少し昼寝と決め込みます。朝早くから騒いでいるので、疲れた。
花火
精進湖
花火
西湖 一番気に入った湖!
昼寝も出来ず!
道を間違え、甲府の近くまで行って来ました。おかげで美しい峠道を走れました。西湖に来ました、溶岩の規模も景色も精進湖より上だが、情緒がない。昼寝にもってこいだ。少しねるね!
花火
丸太小屋のレストランにデッカイ”リムジン”発見!
花火
河口湖 
  道志道は霧!
富士五湖をゆっくり、自転車ほどのスピードで一周二周五周したが、一度も富士の頂上は見えなかった。今夜は近くに住む、田舎の弟分の家に向かっているが、霧の為に50メートルほどしか視界がなく、年寄りには危ないので?まだ帰って来ない、かわいい?友を思いながら余裕をかましている。自分の食いたい「豆腐と魚の開き」を買って。
8月26日 再び山梨へ!
「甲州街道」なんと良い響きだろう。昨夜は神奈川の親戚の家でのんびり?しすぎて夜中まで話し込んでしまった。久しぶりに普通の食事と布団で寝たので、すっかり元気になってしまった。さあ〜家に帰ろう。国道20号線いつもは中央道に乗って居るので初めての道である。本物の山の中の国道だ!トラックにはあまり嬉しく無い、道幅とカーブの連続、ここから長野県、岐阜を通り家に帰ろ。それにしても「甲州街道」良い響きだ。高速なら晩飯は家で食べれるのに、山道を二日かけて、楽しんで帰る事にしよう。
  木曽路に入った!
塩尻で長い20号線も終わった。左に曲がって木曽路(19号線)の始まりただただ走るだけの道中に成りそうだ。(もう少しで暗くなる)途中、(白州の道の駅)で野菜をいっぱい買ってしまったので、あんまりのんびりしていられないし、疲れた。明日の昼ご飯は家で食べたくなった。この時間木曽路はトラックの行列だ。
  木曽路の今!
この道も何十年ぶりに走る。新しい長いトンネルがいくつも出来ていて、道も広い、トラックが凄いスピードで列なって走っている。店もみんなしまっていて、やっと誰も入っていない蕎麦屋を見つけ遅いディナーをいただいてます。またあのトラックの列に入ってひとっ走りしよう。それにしても私も現役のドライバーの時はあんな走りをしていたと思うと、怖くなる。
8月27日 帰る場所!
私は帰る場所を見つけた。そして幸せになれるだろう。体力の限界を感じた時、簡単に見つけてしまった。この気持ちを持ち続けることが出来たら、私はもう欲しいものは、無い。家族も友達も全てに巡り逢えた。気が付いてよかった。あと百キロほどで家だ、この旅の最後の報告とする。

車で寝泊まりしての(1泊は友達の家に泊めて貰った。)4泊5日の旅でしたが、自分の体力が思った程無いことを知り、これから楽しむための目安が出来ました。

それより大きな収穫は、私には帰る所が有ることと、幸せは自分の中に既にあると分かったことです。

この気持ちを忘れないで、毎日を過ごせたらと思っています。



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