リタイアからの出発 ヨロヨロ旅行記   中国地方・九州の旅(1)


2007年5月13日〜6月7日 棚田100選を訪ねる旅の中で見つけた ナイスポイント、又旅の様子などを紹介します。

5月14日(月)--鳥取県--


 


 
雨滝

日本の滝百選「雨滝」に寄り道!滝も何だかんだ言いながらかなり見てきた。道から徒歩450メートル、と言うのも嬉しい!やはり自然は美しい!


 

寂しい食事!

今回の旅の目的に御飯の炊き方を研究する?と言う大変に苦手なテーマも担っての旅な訳だが?早速今日から試してみた?

先ず洗った米を1時間ほど、ザルの中で乾かし、それから同じ水加減で炊いてみた!火加減の失敗で、イマイチだったが?米の旨さは表現出来てたと思う?

クエッションマークだらけの本文になってるが、家事をしたことの無い私に取って一人旅は、寂しさを通り越して、空しいに近い旅で、「どうしてそんな事するんや」と言う声が聞こえてくるが、我がままな私に取って旅は、反省と哲学の場であって?野垂れ死にしたら、家族に迷惑をかけるから、避けたいが?家でお殿様みたいな毎日を送ってると、日に日にダメ男になるみたいで、焦ってしまう!

そして一人旅に出たら1日目でこの体たらく!世の奥様方はこの私の反省文をみて小躍りしてる事でしょう?

もう一つ焼き魚の缶詰めはうまくありませんので報告しときます。今夜は島根県「キララ道の駅」でヨロヨロホテルの開業です。同じような年代の仲間が何台も止まっていて寂しくはないですよ〜!

5月15日(火)

ゴムボートのもらい手

私が買った物で、最大の失敗作の一つに「ゴムボート」があります。

今までに一度しか使ったことがなく、でっかくて置き場所をとる上に、劣化してないか時々空気を入れてメンテナンスするなど、持て余し気味だったが、この度島根の友達がもらってくれる事になり、その配達を口実に、私が若者だった頃からお世話になってる、魅力いっぱいのご夫婦を訪ねる。

息子さんにもらってもらう為に、ゴムボートを預けて、ついでに旨い寿司をご馳走になり、その人の孫を交えてのお喋りを楽しんで、今回も体に良いいろんなおみやげをもらい、今次の棚田に向かって走り出したところです!

夕べおばあさんの予想通り雨がザッと降ったが朝には晴れて、暑いくらいだが、夕日に間に合うと良いかとのんびり走ってる。それにしてもガソリンの高いの何とかして!この辺はセルフでも135円で、アクセルを踏まないように走る苦労を察してください?

 
夕食は こんなもん!

今朝方洗うつもりで、鍋に水を入れてたら米がふやけて、お粥でもなし、おもゆでもない?ノリのような物体が出来ているではないか、洗うのも面倒になり、水も勿体無いし、幸いにも腐ってないようなので、その中にシーチキンの缶詰をぶち込み、ノリのトッピングで、なんと主食が出来てしまったではないか、それに一平ちゃんの焼きそば付きと豪華な夕食だ?

こんな訳で私の夕食を紹介したが、食べ物の大事さを今日竹下さんから聞いたところだ。奥さんは何十年もC型肝炎で、昨年あたりから数値が悪くなって、治療をしないとダメですと、宣告されたのが、毎日アロエを食べてたら、限りなく数値が正常に近くなって、先生も驚き!「あなたはもう治療はしなくて良いので、これからもアロエを食べときなさい」と言われたと笑ってました。

こんな事もあるし、私もでっかい腎臓結石が10個ほどあったのが「白樫」のお茶を飲んでたらいつの間にか全部無くなってしまった。こんな訳で、人体の不思議を考えると食べ物の力を見せつけられます。ノリのようなご飯を食べながら説得力はないが、皆さん体に良いものを食べましょうね!さ!暗くなってしまった! 狭い山道をくだり早くホテルにチェックインしなくっちゃ!

5月16日(水)長い1日が終わりました

昼前山口で考えてたが、雨が降って来たので、移動をしたが、事件の始まりは腹痛騒ぎで、ここには書けない大ピンチになった!その次は燃料の値段で葛藤!山口県内だけでも1リットル15円の違いがあり、どうでも良いですよ!なんて太っ腹なことを言ってられない。

次のスタンド、次のスタンドと言ってる内に九州に入ってしまい、警告ランプが付くのではないかと思った頃、北九州市内三号線沿いで、びっくりする程の安いスタンドが並んだ通りを発見!高い店に比べ20円も安かった。

燃料を入れるまで3時間近く走ったが、見つけるのにもっとかかったのが、風呂だ!6時間ほどキョロキョロ探し、やっと佐賀県に入って、目の前に自然の滝がある落ち着いた温泉露天風呂を見つけた。

落ち着いてる筈だ、たった一人きりの客だった。それと今日は主婦業は休みでパンと弁当で楽ちんだった。その分走行距離は350キロほど走った。市内のノロノロが続いたのでの350キロはかなりハードだった。真っ暗な山の中で本日のヨロヨロホテルが開業されましたので、お知らせします。どなた様も宿泊費は無料ですので、探し出しておいで下さい。

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5月17日(木)--佐賀県--見帰りの滝

九州一の落差の滝だと言うし、日本の滝百選の滝だとも言うので、六百メートルの道を、喘ぎながら登って来た。期待以上の美しさと規模の滝で御座いました。


 


 


 

また一歩前進?

ご飯の炊き方その2!今日は30分程水に浸け、圧力鍋の蒸気が出だしたら、火を小さくして良い匂いがしてきたら、火を止めて、蒸らさないで食べる分を残し、ラップでおにぎりを作ってしまう。

今までは冷えたら固くなったのが、このやり方は固くならなかった。味もうまかったが、焦げ付いたので、火加減をもう少し慎重にやれば完璧な、おかずの要らないご飯が炊けると確信した?今日の嬉しい進歩劇でした。

5月18日(金)

進歩なし

今日のご飯はオマケして40点?焦げは美味いのだが、毎回鍋の焦げを取るのに悪戦苦闘するので、今回はちょっと頭をひねり、火を少し早めに止めたら、やはり柔らか過ぎて、米の甘みを出せなかった?

でも洗うのはバッチリ楽で、美味くて洗い易いご飯の炊き方が、一人旅では求められる。

ここは長崎だが、県をまたいでナビが「佐賀県に入りました!プ〜ン」「長崎県に入りました!プ〜ン」と忙しい。今日通って来た伊万里はさすがに焼き物の釜があちこちにあり、歴史と文化を感じる良い町だった。

途中寄った魚屋さんでは、地元産の「車エビ」が生きたままで一匹150円程で飛ぶように売れていた。私も魚を買おうと思ったが、でっかい魚や、いっぱい入ったパックばかりだったのと、考えると料理が面倒なので、地元産のノリを買った。かなり入って200円はお得だと思うが、いかがでしょうか?

三度目の正直

朝、温泉がオープンするのに合わせて、国民宿舎に行ったら「すいません今日は掃除の日なので三時間ほど待って下さい」だって!いくら私が暇人でも、そりゃ〜あ、ないぜ!

次に行ったら、なんと倒産していた!今日は見放されたかと、諦めかけた時、看板発見!大村湾に突き出た小さな半島の先っぽに新しい「しおさいの湯」五百円と安いのもありがたい!皆さんも川棚町に来たら寄ってって!こんなのんびりしてたらアカンがな?明るい内にレストランの開業準備せな!今夜のメニューは何やろか?

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5月19日(土)--長崎県--

新西海橋から西海橋

どうも調子が悪く、夜になると胸焼けが始まり、それが毎晩続くのでかなわん!それは生活態度を改めて、ぼちぼち治すとして、やはり晴れると気分が良い。

夕べは西海橋の横の公園がホテルになったが、こんな橋があるのを知らなかった。長崎に行くにはぐるっと回るしかないと思っていたので、この道は嬉しい出会いだ!この下は日本三大急な潮流らしいが、そんな言葉も初めて知った。ここは佐世保市、橋を渡って西海市に入ります。


 


 
外海町で見つけた不思議

マンション群のような不思議な建物でいっぱいの島を見つけた!多分松島と言うのではないかと思うが定かではない!(真ん中のうすぼんやりした島、携帯のカメラでは何だか分からないでごめんなさい)


 
長崎通過!

長崎市内は17歳の自転車旅行以来43年ぶりだが、もちろん何も覚えはない!思ったより広く市内を抜けるのに、けっこう走った。道路も広い所は3車線に路面電車の1車線となかなか贅沢で、マナーも良い方でした。

日帰り保養! 厚生年金保養施設なんて、まだ作ってるとは?真新しいホテル付きの温泉は、さすがお役所!料金は10時〜16時までが900円で、それ以降が500円と言うのも、初めて目にする料金体系だった。中はホテル並みの豪華な風呂で、なんと洗い場3カ所に1セット、馬シャンプーに馬リンス、馬ボディシャンプー、馬石鹸まであって、驚いてしまう。さすがお役所サービス!ニクイヨ!なんて声をかけたくなってしまった。最後に受け付けのおっちゃんは、今年4月まで、きっと役所に勤めていたと思うよ?厚生年金をかけている皆さん、島原の近く、小浜温泉の「ウェルハートピア雲仙小浜」利用しないとえらい損しますよ〜!

今日もちょっとした事件が

パソコンに画像を取り込みながら、ご飯を炊いてたが、気のせいか?蒸気の出が悪い気がして、つまみをバァン!と叩いたら上のネジが取れてしまい、蒸気が凄い勢いで吹き出し、慌てて戻そうとするが、何しろ熱い。全部の蒸気が出てしまうのを待って、恐る恐る蓋を取ったら、な・な・なんと最高焦げ具合ではないか、これからは適当に蓋を叩いたら上手く炊けることが証明された。そして蒸らさないのが、もう1つのコツだと分かった!合掌


 
5月20日(日)有明海は広い!

魚や貝がやっと戻り、政治に翻弄された静かな海は本来の姿になったそうです。写真だと何がなんだか分からんだろうが、竹の棒には網が張ってあり、塩が引くと取り残された魚を拾う漁法で、寝て待つ漁法とでも命名しますか?

初めて野菜を買った!ご飯を炊くとして、おかずはふりかけとノリ、ラッキョウと梅干し、それともコンビニ弁当にするか?作るのは何だか面倒くさいにぁ〜!


 
七曜の滝

棚田はまだ草刈りの人が多い、先に水を張った下の方の田んぼは、上の田んぼが水を張り出したたら、水が止まり、枯れてしまうそうですが、兼業農家の仕方ない現状だそうです。

やりました? 野菜(地元産の人参と玉ねぎ)昼のご飯ボールが少し小さかったので、ラーメンをするのに、買ったばかりの野菜は正にグッドでした。人参一本と玉ねぎ一個を適当に切って、まず柔らかくなるまで先に火を通し、インスタントラーメンをを入れると、塩分もちょうど具合良く、野菜不足の脳が喜んでる気がする。さあ次は火の国 熊本ですからお楽しみに!

豆ご飯の豆知識?

教わった通りに、炊いてみた?年寄り向きの実に上手い水加減で、見た目はベチャベチャだが、かき回してから5分程安静にして置いた、食べるとふんわり豆の匂いがして、★★★★★の美味しさだった。今夜のホテルは偶然昨年泊まった「メロンドーム七城」・・・思わず、懐かしい!しかしはしっこに止まってる車の、きたないおっさんは、昨年も居たように思うぞ!確かに見覚えあるもん!


 


 

5月21日(月)外輪山の草原!

早くも入道雲みたいな雲がでてます。一面が草原で、不思議な美しさです。棚田を訪ねたおかげでこんな素晴らしい景色を見ることが出来ました。

疲れ果てて! 次の棚田の遠いこと、とりあえず280キロ走り、探したが地名変更などで、分からない?田んぼなどほとんどなく、聞いても分からないし、暗くなるので、山田温泉で一風呂浴びて、明日探そう。


 


 
5月22日(火)天草にて

天草五橋や天草四郎の美しい響きに誘われ、先っぽまで行ってやろうと走ったが、その遠いこと、それに何もない!あきらめてUターンして次の棚田に向かうことにした。その前に熊本市内に住む、四十年来の友人を訪ねることにする。果たして元気かな?

ひょっとしたら?

写真は(鮎の瀬大橋)先程と同じ矢部町なのに、移動距離20キロもあり、町がいかに広いか分かってくれると思います。

棚田の入り口に何とも豪華絢爛な橋があり、一つの観光名所と成っているようだ。

ここで売店のおばちゃんたちに棚田の話しを聞いてる内に、お客さんとも話しに花がさき、その人は熊本日日新聞の記者だったから、何となく棚田の話しをインタビューされ、ひょっとしたら2〜3日後に小さく新聞に載るかもね!私が悪い事をしなくて新聞に載るなんて、皆さんは想像出来なかったでしょう。もし本当に載ったら報告しますが、私は田舎町ばかり回ってるので、果たして新聞を手に入れる事が出来るのか?(新聞はわざわざ記者さんが自宅に送ってくれました)


 


 


 

送ってもらった 新聞の記事です。

 
大しめ縄

車で行けるがあえて歩いて行ったら、ななな〜んと!驚きの大きさである!デッカイ岩の遥か上にかけ渡されたしめ縄をあんぐり見上げる私を想像して笑って下さいませ!


 


 

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